昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ポエム 黎明編 (少女)

2023-05-15 08:00:45 | 

緑々とした草のしげる土手に 独り 少女がたたずむ
 みなもに映える夕陽が 少女を射す

土手にひとりたたずむ しょうじょの背に夕陽が宿る
 ながく尾をひく だいちに根ざす 少女のかげ

なにを語りかけるでもなく 風の気ままにまかせながら
 おごそかに 威厳をただよわせて 大地にねを張る 大木

あるときは とし老いた鳥の かりの宿となり
あるときは 活き活きとした若い鳥の いこいの場となり
或あときは はたらきものの蟻の 雨宿りをゆるす

いま しょうじょをてまねきしている……


=背景と解説=

多情でした。
複数の女の子と、言葉のキャッチボール的に、恋愛ごっこをしていました。
無論、女の子にはそういった思いはなかったでしょう。
そう、信じていますし、信じたいです。
ただ、ハイティーン(現在は使いませんかね? 17から19才ぐらいでしょうか)です。
重くない恋愛感情だったと思いますよ。



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