昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

一遍の詩ができあがるまで (その二)

2012-02-25 14:19:38 | 
美しくも艶っぽい女性を思い描きながら
古くは、嵯峨美智子さん
ちょっと前なら、太地喜和子さん

壁際に置かれたソファに
二人並んで座り、
「ひさしぶりの逢瀬に、かんぱーい!」
赤ワインを口に含んで
妖艶に笑みをくださる、あなた……

ぼくの手をそっと
あなたの胸元にいざなって
耳元でささやく、あなた……

「元気 してた?」

もうやめてください
ぼくをいたぶるのは。
もうやめてください
ぼくをいじくるのは。

でもでも……
あなたに逢いたい 恋しい 欲しい。
あなたがいるから わたしはうれしい。
あなたがいるから わたしはなやましい。

平仮名に固執しているけれども、
うれしい→嬉しい
なやましい→悩ましい
も、ありではないのか。

小説において、
「一本調子ですね」と指摘された。
「リズムを壊すことがあってもいいのでは?」と指摘された。
なるほど、とうなずく私がいた。

それは詩にも通じるのか。
七行という短い詩にはどうなんだろう。
今のわたしには、悩ましい。



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