小説・はたちの日記 十二月三十日 (曇り) 2024-12-15 08:00:30 | 物語り いま、ぼくが何処にいるか、わかるかい? 長い付き合いだったけれど、いよいよきみともお別れだ。 もう、きみに愚痴をこぼすこともなさそうだょ。 . . . 本文を読む
奇天烈 ~赤児と銃弾の併存する街~ (十三) 2024-12-14 08:00:02 | 物語り 「いいかげんにしろ、こらっ! いくらなら払えるんだよ、こらっ!」 「いくらならだなんて、あなた。 . . . 本文を読む
[淫(あふれる想い)] 舟のない港 (四)いやいや、謝ることはない。 2024-12-13 08:35:00 | 物語り 「いやいや、謝ることはない。時代の流れだろう、おそらく。 いまの若い人たちは解放されているからね。 . . . 本文を読む
[ライフ!] ボク、みつけたよ! (十五)坊主地獄は、あっという間に 2024-12-12 08:00:30 | 物語り 坊主地獄は、あっという間にまわり終えました。 ご存じだと思いますが、泥がボコボコと盛り上がって、さながら坊主頭のごとくに見えることからの命名でした。 . . . 本文を読む
愛の横顔 ~RE:地獄変~ (十九)母親にしてみれば、 2024-12-11 08:00:21 | 物語り 母親にしてみれば、まるで縁談話が持ち上がったかのような高揚感を持っていたようでした。 わたくしの本音を見透かされたような気がしまして、顔を赤くしていたかもしれませんわね。 . . . 本文を読む
水たまりの中の青空 ~第三部~ (四百五十三) 2024-12-10 08:00:37 | 物語り 幸いにも武蔵亡きあとの富士商会の業績はよい。 武蔵の号令一下で動いていた社員たちにも、さほどの動揺もなくすんでいる。 「自分で考え、判断し、動く」 . . . 本文を読む
小説・二十歳の日記 十二月二十九日 (晴れ) 2024-12-08 08:00:52 | 物語り ビックリした、まったく。 半日で片づいた大掃除の後、 先輩と世間話をしていたところへ、 . . . 本文を読む
奇天烈 ~赤児と銃弾の併存する街~ (十二) 2024-12-07 08:00:05 | 物語り 「ですから、あたし、田中じゃありませんて。 ひと違いなんですよ。ホントですよ」 弱々しくか細い声になってしまった。 . . . 本文を読む
[淫(あふれる想い)] 舟のない港(三)空になったコップを見つめながら、 2024-12-06 09:00:04 | 物語り 空になったコップを見つめながら、少女は小さな声ではなしはじめた。 「じつはね、こんなこというと笑うかもしんないけど、あたい、まだバージンなんだ。 . . . 本文を読む
[ライフ!] ボク、みつけたよ! (十四)七時前に、コンビニに 2024-12-05 08:00:06 | 物語り 七時前に、コンビニに立ち寄ることにしました。 眠くてたまらんのです。 普段ですと、夜の十時台にベッドに入ります。 . . . 本文を読む
愛の横顔 ~RE:地獄変~ (十八)もうとおい昔のように感じますが、 2024-12-04 08:00:51 | 物語り もうとおい昔のように感じますが、じつはつい先日なのです、はじめてお会いしたのは。 おそらくは、みなさまはお忘れでしょうがご経験があるはずでございますよ。 . . . 本文を読む
水たまりの中の青空 ~第三部~ (四百五十二) 2024-12-03 08:00:24 | 物語り あいかわらず社員たちは、社長ではなくお姫さまと呼んでいる。 新しい経営者としての己を思いえがいていた小夜子にとって、あるいみ屈辱的呼称なのだが、いまは〝お飾りに過ぎないのだ〟と自覚している。 . . . 本文を読む