9日(木)。昨日の朝日朝刊 文化・文芸欄に 「一汁一菜で良し 料理は色々」 という見出しによる山本悠理記者の記事が載っていました 超訳すると、
「コロナ禍のもと、家事や育児の疲れを訴える悲痛な声が数多く上がっている こうした中、家庭での営みを無理なく進めていくにはどうすればよいか
料理研究家の土井善晴氏の提唱する『一汁一菜』という言葉をヒントに考えてみる
『一汁一菜』は土井氏の著書『一汁一菜でよいという提案』(2016年、グラフィック社)で紹介された考え方で、日本に昔からある『ご飯、みそ汁、漬物』を食事の基本とするというもの。組み合わせに応じ、おかずは、具だくさんのみそ汁だけでも良い
それは、単なる献立のモデルにとどまらない。土井氏は『一汁一菜』に込めた思いを『時間をかけることが愛情ではない。どんな具材もみそ汁になる。入り口を簡単にすることで、老若男女、誰もが料理に参加できる。一人暮らしの人でも、それが核になって、自信につながる
』と語る。土井氏は料理研究家のコウケンテツ氏との対談記事の中で、『なかったらないで食べんでもいい、いうくらい、気楽に考えてもらいたい
』『家庭料理にルールはない
』『融通を利かして食べればいい
』と語っている。この考え方は、コロナ禍で食事を作る機会が増えた現在、再び注目が集まっている
」
このブログをご覧いただいている読者の皆さまはよくご存じだと思いますが、私は毎週月曜から金曜までの5日間、夕食を作っています 料理の写真を見てお気づきだと思いますが、たいてい1品か2品しか作っていません
これは土井先生の『一汁一菜』の考え方に基づくものではなく、単に数多くの料理をするのが面倒くさいからです
それと、いっぺんに複数の料理を並行して作るのが苦手だからです
ただし、料理は今日が豚肉がメインだったら翌日は鶏肉、その次の日は牛肉、その翌日は魚というように変化を持たせてはいます
また、サラダ、みそ汁など、何らかの形で野菜を採るように心がけています
私が料理をするのは「仕事と同じで 段取りが大事。頭を使う」からです
人間、頭を使わないようになったらオシマイです
ということで、わが家に来てから今日で2108日目を迎え、トランプ政権は世界保健機構(WHO)が中国寄りだと批判してきたが、2021年7月6日にWHOから脱退すると国連に正式に通告したことが7日、明らかになった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
世界を敵に回して共和党の支持固めをしても 11月の大統領選には勝てないと思う
昨日、夕食に「サーロインステーキ」「生野菜サラダ」「卵スープ」を作りました ステーキはレアで焼きましたが、美味しかったです
7日の朝日朝刊 文化・文芸欄に「オケと『社会的距離』最適解は 各地で再始動『新しい演奏様式』探る」 という見出しによる同社編集委員・吉田純子さんの記事が載っていました 超訳すると、
「新型コロナウイルスと共存する時代を視野に、最高のクオリティーで演奏を届けることのできる『新しい演奏形式』を模索しながら、世界各地でオーケストラが再始動している そもそも舞台上の楽器配置は、バロック、古典、ロマン派といった様々な時代のスタイル、作曲家それぞれの個性、指揮者のビジョン、ホールの音響効果などを掛け合わせて導き出されてゆく
これこそが本来のオーケストラの命だ
それがいま、歴史上初めて『ソーシャルディスタンス』という外的要因との折衷を求められている
すべての挑戦は5月1日、ベルリン・フィルの無観客公演で始まった。弦楽器には1.5メートル以上、管楽器に至っては5メートルもの距離を奏者間に置いた
『こんなに仲間を遠く感じたことはない。疲労困憊でした』とコンサートマスターの樫本大進氏は振り返る。その後、ベルリン・フィルを含むベルリン市内の7つの楽団が、欧州最大級の大学病院シャリテの飛沫実験に協力。『弦楽器1.5メートル、管楽器2メートル』の指針が示された
6月に始動した日本各地の楽団のほとんどが、この指針に従った
一方、6月に公演を再開したウィーン・フィルは、独自の飛沫実証実験をもとに、奏者間の距離を80センチと定めた。東京フィルなどがこの指針を採用した
結局のところ、オーケストラとホールがそれぞれの指針や事情を突き合わせ、公演ごとに新たな最適解を編み出しているというのが実情だ
大阪フィルは6月26、27日、通常の定期公演でベートーヴェンの『運命』を演奏。弦1.5メートル、菅2メートルの指針では最多級の約70人を乗せた
独自の基準をつくる試みもある。東京都交響楽団は6月11、12日、音楽監督・大野和士氏のもと、上野の東京文化会館で楽器別エーロゾル実験を実施した
公演再開へのロードマップと新たな指針を模索し、業界団体などが結束して創設した『クラシック音楽公演運営推進協議会』も今月、NHK交響楽団などとタッグを組み、長野県茅野市の研究所で飛沫実験を行う
奏者同士の感染を防ぐだけではなく、経営的な観点から、国のガイドラインに示された『収容率50%』をどう緩和するかということも念頭にある
今は多くの公演の客席を前後1席ずつ空ける『市松模様』が励行されているが、このままではほとんどの楽団で採算がとれなくなる
日本クラシック音楽事業協会の入山功一会長は『奏者と奏者の距離。客と客の距離。音楽業界は、両方を過不足なく考慮した”新しい演奏様式”を探る段階に入った』とみる
芸術の営みを継続したいという意志を、どのような形で貫き、社会を説得するのか
そのビジョンにこそ今後、それぞれの楽団の矜持と存在意義が明瞭に可視化されてゆくはずだ
」
個人的な考えを言えば、国のガイドライン『収容率50%』が変わらない限り、全ての楽団は赤字経営を余儀なくされます 様々な実験データや、50%基準でやってみて大丈夫だったという実績を積み上げていき、50%を60%へ、そして70%、80%へと着実に拡大していくしか道はないのではないか、と思います