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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

クロード・ルルーシェ監督「男と女 人生最良の日々」 & ダン・フォーゲルマン監督「ライフ・イットセルフ」を観る ~ ギンレイホール

2020年07月28日 07時17分50秒 | 日記

28日(火)。わが家に来てから今日で2127日目を迎え、米政府が「スパイ行為や知的財産窃盗の拠点」とし ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を求めたことに対する対抗措置として、中国外務省は27日、中国四川省成都市にある米国総領事館が閉鎖されたと発表した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     覇権主義国家同士の醜い争いだ  コロナ禍拡大のなか 付き合ってられる国はない

 

         

 

昨日、夕食に「豚の角煮」「生野菜サラダ」「冷奴(山芋、オクラ、削り節のせ)」「キャベツとエノキダケの味噌汁」を作りました 角煮は下茹でを含めて2時間以上煮込むらしいのですが、そんな流暢なことやってられないので50分煮込みました。それでも美味しく出来ました

 

     

 

         

 

昨日、神楽坂のギンレイホールで「男と女 人生最良の日々」 と「ライフ・イットセルフ」の2本立てを観ました

「男と女 人生最良の日々」はクロード・ルルーシェ監督による2019年フランス映画(90分)です

元レーシング・ドライバーのジャン・ルイ(ルイ・トランティニャン)は記憶を失いかけ、過去と現在が混濁するなかでも、かつて愛した女性アンヌ(アヌーク・エーメ)のことだけを追い求めていた そんな父親の姿を見た息子は、アンヌを探し出し、二人を再会させる決意をする 長い年月を経たジャン・ルイとアンヌの新たな物語が始まる

 

     

 

 

クロード・ルルーシュ監督映画「男と女」が公開されたのは1966年のことでした 監督は53年前と同じ二人を主役として起用し、新たな作品を作り上げました 音楽はお馴染みの「ダバダバダ・・・」のスキャットで始まるフランシス・レイの作曲による「男と女」のテーマです

オリジナル作品はいつか一度は観たはずですが、まったくストーリーを覚えていませんでした この映画では、オリジナルの映像を交えながらストーリーを展開していきますが、アヌーク・エーメがかつての面影があるのに対し、ジャン=ルイ・トランティニャンはほとんど別人です かろうじて笑顔を見せた時の歯並びにその面影を見い出すくらいです 人間は1年経てば1歳だけ歳を取ることにおいて平等です それが53年も経てば風貌も変わるし皺も寄ります 53年前の二人と現在の二人を交互に観ながら、時間の残酷さを感じるとともに、演技が必要だった53年前の二人が、黙ってそこにいるだけで存在感を醸し出していることに”熟成”という言葉を思い浮かべました

 

         

 

「ライフ・イットセルフ」はダン・フォーゲルマン監督による2018年アメリカ映画(117分)です

現代のニューヨーク。学生時代からのカップルのウイル(オスカー・アイザック)とアビー(オリヴィア・ワイルド)は大恋愛の末に結ばれる 第一子誕生を間近に控え幸せの絶頂期にあったその時、彼女は信じられない交通事故に遭遇してしまう その後ウイルは事故のショックから精神を病み自殺してしまう その事故の時、たまたま訪れたニューヨークでその顛末に深く関わった幼い少年ロドリゴがいた 彼は海を越えたスペインの大地で、両親と父の雇い主であるオリーブ園のオーナーのアントニオ(アントニオ・バンデラス)とにより愛情深く育てられていたが、その事故がトラウマになって苦しんでいた 次々と訪れる苛酷な試練を 愛だけで乗り越えていく2つの家族は、数奇な運命に引き裂かれながらも、思わぬ奇跡でつながっていく

 

     

 

事故死したアビーのお腹の中の女児は、アビーが好きだったボブ・ディランにちなんでディランと名付けられ、祖父の家庭で育てられましたが、彼女が成長し21歳の誕生日を迎えた日に、偶然、通りかかったロドリゴに出逢います

人間だれしも生きていれば、ちょっとした過ちもあれば運命のいたずらもある、突然事故に遭うかもしれない でも、その時々で精一杯生きていけば きっと幸せが待っている ー そんな思いを抱かせる映画です

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