人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

文京シビック「響きの森クラシック・シリーズ」座席決定 / エリコ・ロウ著「時代をこえて伝わる世界のことわざ108」を読む ~ 「賢者は知恵を求める。愚か者は盲目に信仰する」等

2024年11月29日 00時20分04秒 | 日記

29日(金)。文京シビックホールから「響きの森クラシック・シリーズ 2025-2026シーズン」の予約確定(座席指定)通知が届きました このシリーズは申し込み段階では座席指定できないので、主催者任せになっていました 何とか通路側か通路に近い席にならないか・・・と祈るような気もちでしたが、今回は当方の希望通り1階ほぼ中央の通路側席が取れました 今日、コンサート終了後、文京シビックホールのシビックチケットに寄って現金引き換えで引き取ってくる予定です

     

ということで、わが家に来てから今日で3608日目を迎え、ロシア上院は27日、2025年の連邦予算を可決したが、ウクライナ侵略の長期化を受け、国防費を24年比25%増の13兆4900億ルーブル(約18兆円)とする一方、年金の給付額を圧縮するなど社会保障の抑制に踏み込む内容になっている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     プーチンの野望実現のための予算に 国民はどこまで我慢してついて行けるだろう?

         

豚肉料理が続いたので、昨日の夕食は「ハラミステーキ&モモ焼き肉」にしました 娘が自分で焼きたいというので任せました 私は付け合わせだけ用意しましたが、野菜類はお皿に乗せてワンプレートにして 洗い物を少なくしました

     

         

エリコ・ロウ著「時代をこえて伝わる世界のことわざ108」(三笠書房)を読み終わりました エリコ・ロウはジャーナリスト、著作家、翻訳家。バイオ・エネルギー・トレーナー。元コーネル大学、ワシントン大学非常勤講師。シアトル在住。著書に「アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉」「死んだ後には続きがあるのか ~ 脳死体験と意識の科学の最前線」などがある

     

著者は「はじめに ~ 時代も言語もこえた『ことば』の旅」の中で次のように書いています

「古くから伝わり、言語の壁をのりこえて世界中で親しまれるようになった格言やことわざは、草花の薬効成分を抽出した精油のようなもの 住む時代や社会、文化、人種の違いにかかわらず、地球人が分かち合う幸福な生き方への知恵が凝縮されています

本書は次の各章から構成されています

第1章「健康な生き方への養生訓」

第2章「落ち込んだ時の薬」

第3章「幸せのありか」

第4章「家族を想う」

第5章「人間関係を見つめて」

第6章「将来への展望をひらく」

第7章「より健やかな社会へ」

第8章「古代人の警告」

本書には108ものことわざ・格言が紹介されているので、特に印象に残ったものをいくつか取り上げることにします

1.「昨日のために今日を費やしすぎてはならない」(北米・チェロキー族)

 心理学者によれば、人が日々巡らせる思考の9割は、過去の出来事の反芻や回顧や分析、またはこれから起きることへの期待や不安、計画だそうです 今この瞬間の自分の状態や行為にしっかり気を配れないようでは、逆に過去の過ちを繰り返すことになる この格言は「目の前の作業に気を入れるという気配り」の必要性を説いています

2.「最も暗いのは夜明け前」(アイスランド)

 成功者の苦労話としてよく聞くのは「どん底」を経験して初めて突破口を見出したというもの 苦しみや痛みといった暗闇から逃げようとするのが私たちの本能だが、逆に暗闇の一番奥深くにまで意識を向けていきなさいという仏教の教えもあるーと解説しています

似たような言葉に「明けない夜はない」というのがあります 「暗い夜はいつまでも続かない。必ず明るい朝がやってくる。だから希望をもって生きよう」という意味だと思いますが、こちらの方がしっくりくるように思います

3.「あなたが偉大になるためのすべては、すでにあなたのなかにある」(北米・クロ―族)

 この格言は「本当に偉い人ほど偉ぶらない」「ふだんの生活では、外見を着飾ったり、肩をいからせることで自分の存在を周囲に知らせる必要はない」ことを表しています

4.「したいことができなければ、していることを愛せ」(メキシコ・アステカ族)

 「ないものねだりをやめて、あるものを活かす」大切さを説いています「すべてを『チャンス』と見る心持ちがあれば、今ここで、様々な喜びを見出すことはできる」としています

5.「感謝する理由が見つからなければ、問題はあなたにある」(北米・先住民)

 著者は「感謝の気持ちはストレス解消の特効薬」と解説しています

6.「偉そうな振る舞いは、無能の証明」(古代ローマ)

 「知ったかぶりや負けず嫌いは自信のなさの表れ」であり、「本当に優れた人ほど、明快に答えられない質問を受けたら、はぐらかしたりせずに『知らない』『わからない』とはっきり言える」と解説しています 先日このブログでご紹介した松浦弥太郎著「即答力」にも同様のことが書かれていました

7.「求めなければ、見つからない」(ニュージーランド・マリオ族)

 著者は「求めているものが見つからない時は、自分が本当は何を求めているのか、本当にそれを求めているのかを、内なる自分に問い直した方がいい」と語ります

就活中の大学4年のころ、新聞社志望の学生たちに朝日新聞出身のゼミの指導教授がよく言っていました 「とにかく受けなさい。受けなければ合格しないんだから」と 受けたけれど合格しませんでした

8.「賢者は知恵を求める。愚か者は盲目に信仰する」(チベット)

 お釈迦様は『私が言ったからといって信じてはいけない。自分で検証しなさい』と語ったと言われている 宗教に限らず科学や医学の世界でも『常識』を信仰してしまう傾向がある 著者は「環境保全、食品安全、医療などで『信じたい』人の気持ちにつけこむ利権政治や商法、詐欺が横行しているなか、安易な決めつけや信仰に陥らない注意が必要」と解いています 先日の兵庫県知事選では、N国党の立花孝志(2022年に懲役2年6か月・執行猶予4年の判決)のフェイクを信じて投票した県民が少なからずいたようですが、彼らは賢者だったのでしょうか、愚者だったのでしょうか

以上のほかにも日常生活を送る上で参考になることわざや格言が 分かりやすく解説されています お薦めします

         

今日はすみだトリフォニーホールに新日本フィル「クラシックへの扉」を聴きに行きます

     

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