16日(土)。昨日午前、整骨院で治療の後、巣鴨駅近くのケーキ専門店「FRENCH POUND HOUSE」に行って12月25日のケーキの予約をしてきました 整骨院は6人待ちでしたが、ケーキ屋さんは60人待ちで、寒い中での待ち時間は70分でした 幸い朝日の朝刊を持参していたので時間を無駄にせずに済みました 実は 娘の誕生日が12月25日のクリスマス当日なので、クリスマスと誕生日兼用のケーキです 娘の大好きな苺ショートケーキの、一番小さい4号のルージュ(お酒入り)にしました 私が店を出る時も50人ぐらい並んでいましたが、すごい人気です
ということで、わが家に来てから今日で3595日目を迎え、トランプ次期大統領は13日、新政権の司法長官にマット・ゲーツ下院議員(42)を指名したが、同氏はトランプ氏の側近であり、未成年との性的関係や薬物使用の疑惑で捜査対象になった人物でもある というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプの自らの捜査に対する「報復」目的の人事だ! 政権私物化の布石と言える
昨日、夕食に隔週金曜日のローテにより「鶏の唐揚げ」を作りました 今回も外カリカリ中ジューシーに揚がりました 唐揚げにはビールということでよろしかったでしょうか
ミューザ川崎の公式サイトで「モーツアルト・マチネ 2025-2026シーズン」のラインナップが発表されました
ラインナップは次の通りです
1.5月3日(土・祝)①モーツアルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」序曲、②同「ファゴット協奏曲」、③同「交響曲第40番」(ウィーン・フィルの首席ファゴット奏者、ソフィー・デルヴォ―の吹き振り)
2.9月21日(日)①リゲティ:歌劇「ル・グラン・マカーブル」から「マカーブルの秘密」、②同「フルート、オーボエと管弦楽のための二重協奏曲」、③モーツアルト「交響曲第41番」(ジョナサン・ノット指揮、竹山愛フルート他)
3.11月29日(土)①藤倉大「ピアノ協奏曲第3番」、②モーツアルト「ピアノ協奏曲第25番」(小菅優のピアノ弾き振り)
4.2月14日(土)①モーツアルト:歌劇「ドン・ジョバン二」序曲、②同「交響曲第31番”パリ”」、③同「ヴァイオリン協奏曲第2番」他(原田慶太楼指揮、成田達輝ヴァイオリン)
会場はいずれもミューザ川崎シンフォニーホールで、開演時間は午前11時です
チケット代は4回セット券が12,800円、各1回券が4,000円です 4回セット券の友の会先行発売は2025年1月9日から、一般販売は1月12日からとなっています
このシリーズは毎年聴いていますが、ハズレがありません コスパ抜群の公演です 交通費がかかります(巣鴨から往復 1000円弱)が、それ以上に聴く価値のあるコンサートです
14日付の日経朝刊文化欄に「幻の作曲家1000作品を発掘 ~ 戦前から戦後にかけて活躍した大澤壽人、譜面に見える孤高の精神」というタイトルで、元神戸女学院大学教員の生島美紀子さんがエッセイを寄せていました 内容を超略すると次の通りです
「神戸女学院大学在学中は作曲を専攻し、フランスで活躍したオネゲルに傾倒していた 今から20年ほど前、勤めていた同大学に大澤壽人(おおさわ ひさと)という作曲家の遺品が寄贈されるという話が持ち上がった 遺族宅に下見に行き、楽譜を広げた瞬間、身体が震えるほどの感動を覚えた この時代にこれほどの作品を書ける日本人がいたのかと驚かされた 1906年に神戸で生まれた大澤は、関西学院卒業後に米国、そしてフランスへ留学。名門ボストン交響楽団を日本人で初めて指揮し、パリでは華々しいデビューコンサートを飾った 戦後は日本のラジオ放送などで活躍するが53年に47歳で死去。人々から忘れ去られた 転機が訪れたのは2000年、地元の神戸新聞が遺族宅で自筆譜を発見し、報じた 04年には音楽CD大手のナクソスから代表作がリリース そうして06年、自筆譜や書簡など3万点の資料が神戸学院大学へ寄贈される 調査の結果、交響曲の大作や商業音楽などの小品など、作曲・編曲合わせて実に1000近くもの作品の存在が明らかになった しかし、演奏されなければ魅力も伝わらない 個人的な活動として09年に『大澤壽人プロジェクト』を立ち上げ、評伝の執筆、展覧会の監修のほか2年に1回のペースでコンサートを開いてきた 神戸女学院大学は大澤が生前に唯一教壇に立った学校だ。この天才作曲家をより多くの人に知ってもらえるよう力を尽くしていきたい」
私がこのエッセイに惹かれたのは2017年9月3日にサントリーホールで開かれた「ザ・プロデューサー・シリーズ 片山杜秀がひらく日本再発見 日本のモダニズム ~ 忘れられた作曲家、大澤壽人」を思い出したからです 当日は片山氏の解説を交えて、大澤壽人作曲①コントラバス協奏曲(世界初演)、②ピアノ協奏曲第3番”神風協奏曲”、③交響曲第1番(世界初演)が演奏されました 演奏は①のコントラバス独奏=都響・佐野央子、②のピアノ独奏=福間洸太朗、管弦楽=日本フィル、指揮=山田和樹でした なお、②の「神風協奏曲」は神風特攻隊ではなく、朝日新聞社所有の飛行機「神風号」のことで、同機の東京からロンドンまでの日米親善飛行を記念して作曲されたものです コンサートの詳細は2017年9月4日付のtoraブログに書きましたので、興味のある方はご覧ください
この曲があまりにも素晴らしいモダンな音楽だったので、当日ロビーで販売されていたナクソスのCDを購入しました これこそ、生島さんが上のエッセイの中で触れている2004年発売のCDです プログラム・ノートを片山杜秀氏が、これ以上詳しく書くことはできないのではないかと思うほど詳細に書いていますが、冒頭次のように書き出しています
「大澤壽人は日本の近代音楽史上、もっとも不当に扱われてきた音楽家のひとりである 彼は、ことに戦前・戦中期において、この国の作曲家として突出した才能を示したが、それなのに、いや、それゆえに、日本楽壇の同時代的理解を得られず、早すぎた死のあとには、彼が存在したことすら、ほとんど忘れ去られてしまった」
正当な評価をされなかった大澤壽人に対する同情の念が伝わってきます
なお、ジャケットの裏面には「協賛 神戸女学院大学」と書かれています
また、2020年10月16日に開かれた新日本フィルの「ルビー定期演奏会」では、大澤壽人「サクソフォン協奏曲」が外山雄三指揮、上野耕平のサクソフォン独奏により演奏されました 詳細は同年10月17日付toraブログに書きましたので、興味のある向きはご覧ください
コンサートやCDで聴く限り、大澤壽人の作品はとても日本人が作曲したとは思えないモダンな曲で、もっとコンサートで取り上げられても良いと思います 生島さんの活動によって、より多くの人が大澤壽人の音楽を聴けるようになると素晴らしいと思います
今日はミューザ川崎に「モーツアルト・マチネ」を聴きに行きます