16日(月)。コンサートの時に配布されたチラシの中に、下のフライアーが入っていました 今年年末で指揮者を引退する井上道義の「音楽生活写真展」です 期間は9月17日から29日までで、開館時間は10時から21時30分まで 会場は池袋の東京芸術劇場(5階)ギャラリー1で、入場無料です 私は23日(月・休)に同劇場コンサートホールで井上道義の指揮による「ラ・ボエーム」を観るので、その時に立ち寄ろうと思います
わが家に来てから今日で3534日目を迎え、北朝鮮が輸出製品を紹介する公式ウェブサイトで、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」に酷似したデザインを使った服を販売しており、サンリオ側は「無断使用と思われる」としている というニュースを見て感想を述べるモコタロです
わが国の専売特許である「商標権無断使用」を真似するべからず ~ 習近平中国より
昨日、NHKホールでNHK交響楽団「9月度Aプログラム」(2日目)を聴きました 新シーズン開幕公演です プログラムはブルックナー「交響曲第8番 ハ短調」(初稿/1887年)です 指揮は首席指揮者ファビオ・ルイージ 初稿版によるこの曲は6日に高関健 ✕ 東京シティ・フィルで聴いたばかりです
「交響曲第8番 ハ短調」は1884年7月に作曲が開始され、翌1885年8月にスケッチが終了 その間に第7番の初演が大成功を収めたことからブルックナーも自信を持って筆を進め、最終的には1887年8月10日に完成されました これが初稿です。その後、ブルックナーはヘルマン・レヴィにスコアを送りましたが「演奏不能」と返事が返ってきたことから、ブルックナーは落胆し、レヴィや弟子のヨーゼフ&フランツのシャルク兄弟の勧めに従って改訂に着手し、1890年3月に新たな稿を完成させました これが現在、通常演奏されている第2稿です
第1楽章「アレグロ・モデラート」、第2楽章「スケルツォ:アレグロ・モデラート ~ トリオ」、第3楽章「アダージョ:厳かにゆっくりと、しかし引きずらないように」、第4楽章「フィナーレ:厳かに、速くなく」の4楽章からなります
オケは16型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつものN響の並び コンマスは郷古廉です
ルイージの指揮で第1楽章に入ります 冒頭の低弦の演奏が素晴らしく、また、ヴィオラの渾身の演奏が迫ってきます ホルン、ワーグナーチューバ、トランペット、トロンボーンといった金管楽器群が輝かしい演奏を繰り広げます 木管ではオーボエ、フルートが冴えています この楽章の終盤は第2稿では静かに終結しますが、初稿版では7番までと同様、高らかに奏でられて終結します 音の塊が迫ってきました 第2楽章でも金管楽器が大活躍します トリオの部分は第2稿と全く異なる音楽ですが、弦楽器が穏やかな音楽を奏でます 第3楽章では弦楽セクションによる美しいアンサンブルが会場に響き渡ります この楽章ではハープが華々しく活躍するはずですが、私の耳には入ってきませんでした これは指揮者のバランス感覚の問題なのか、会場の問題か、あるいは私の耳が悪いのか(頭もか)本当のところは分かりませんが、高関 ✕ シティ・フィルの時には明確に聴き取ることが出来ました 今回は ぼやっと聴いていたのでしょう 第4楽章は冒頭の速めのテンポによる金管楽器群のファンファーレが爽快でした 植松透の力強いティンパニが心地よいリズムを刻みました ルイージはオケのメンバーを煽り立てN響から持てる力を全て引き出し、音の大伽藍を築き上げました
満場の拍手とブラボーが飛び交う中、カーテンコールが繰り返されました ルイージ ✕ N響らしい集中力に満ちた演奏でした
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