21日(火)。昨日の朝日朝刊に「諏訪内晶子が国際音楽祭を創設」という記事が載りました 記事によると、
「バイオリストの諏訪内晶子が来年、『国際音楽祭NIPPON』を創設し、自ら芸術監督を務める。開催地は横浜と仙台。『原点に戻りつつ、音楽家としての次の人生へと一歩を踏み出したい』と語る」
諏訪内は1990年、当時18歳だった時にチャイコフスキー国際コンクールで優勝しました その時から環境が一変、内外から出演依頼が殺到し、ゆとりのない生活が続きました 自分のペースで音楽と対話する時間がなくなる、と危機感を抱き、アメリカに留学(ジュリアード音楽院、コロンビア大学)します。当地では小学生を対象としたコンサートがしばしば開かれていましたが、日本ではまだ壁があるように感じたとのこと 「世の中に恩返しがしたい」と思うようになり、いつしか、教育に主眼を置く音楽祭をつくる夢が自分の中で形成されていったようです
第1回の来年2月には、指揮者のサロネンやチェロのウィスペロウェイを招き、マスタークラスや演奏会を開くとのこと 何よりもこだわったのは、0歳児コンサートや小学生のためのヴァイオリン教室だといいます
クラシック音楽の底辺を拡大する試みとして、素晴らしい活動だと思います 是非とも頑張ってほしいと思います。ところで、サロネンやウィスペロウェイといった一流の演奏家を呼ぶのは良いとして、日本人の演奏家の協力は仰がないのでしょうか ちょっと気になるところです 彼女自身への期待としては、ヤッシャ・ハイフェッツが使用していたストラスヴァリウス”ドルフィン”を弾いてチャイコフスキーかベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏してくれたら聴きたいな、と思います
閑話休題
昨日,業務終了後,夏休み中の子供たちを呼び寄せ,飯野ビル地下のベトナム料理店「イエローバンブー」で会食しました 子供たちが小さい頃は,あちこちに旅行に連れて行ったものですが,2人とも大きくなるとそういうこともありません という訳で,数年前から夏休みには10階のレストランAで会食するのが慣例になっています 今年はそれに加えて,ベトナム料理を楽しむことにしました.娘は数年前に友人とベトナム観光に行ったので食べ物のことは良く知っています
まずはベトナム・ビール(333=バーバーバー)を飲んで,あとはアーモンド味のベトナム焼酎(ネップモイ)を飲みました.ベトナム春巻き,ワタリガニとエビのから揚げ,エビとハスのサラダなど数種類を食べ,仕上げにフォーをいただきました.
店長の南さんが「ベトナム料理というとタイ料理と同じだと思って辛いというイメージを持っている人が多いですが,そんなことは全くないです 同じベトナムでも北と南の料理は違い,北はよりシンプルで塩辛く,南は野菜や肉が加えられ,より複雑に,より甘く味付けされています」と解説してくれました.その通り,料理自体はどれも辛くなく,タレがちょっぴりピリ辛になっているだけです
この店は良心的な店で,安くて美味しいのです 従業員の方も気持ちの良い方たちです.一度,ご賞味いかがでしょうか 昼食時はランチもあります.ただし,12時前から行列が出来ていますので,早めか,遅めか,時間をずらして行かれた方が良いかもしれません
閑話休題
今年4月から毎月1回、内幸町の飯野ビル1階のロビーで昼休みに開催しているロビー・コンサートの日程・出演者のお知らせです 当ブログの単独取材によると,出演者はいずれも将来を嘱望される若手のピアニストです このうち8月のコンサートのみ「飯野ビルイベント情報」で公開されています 近隣ビルの皆さん,昼休みのひと時,生誕150年のドビュッシーほか,ピアノの美しい音色に耳を傾けてはいかがでしょう
第5回: 8月23日(木) ピアノ=鈴木美祐
第6回: 9月20日(木) ピアノ=水野利枝子
第7回:10月18日(木) ピアノ=河野俊也
第8回:11月15日(木) ピアノ=森島嘉奈子
第9回:12月20日(木) ピアノ=守重結加
※時間はいずれも12:05から12:55までです 使用ピアノはベーゼンドルファーです
8月23日に演奏する鈴木美祐さんは東京藝大卒,第23回かながわ音楽コンクールユースピアノ部門Fの部最優秀賞,総合2位,神奈川新聞社社長賞受賞ほかの受賞歴があります
鈴木美祐さんの演奏予定曲目は以下の通りです
〇モーツアルト ピアノ・ソナタ第3番K.281
〇ショパン 幻想即興曲
〇ドビュッシー 月の光
〇ドビュッシー 「前奏曲第2巻」より
4.妖精は良い踊り子
5.ヒースの茂る荒れ地
6.風変わりなラヴィーヌ将軍
8.オンディーヌ
11.交代する三度
12.花火
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