11月1日(月)。先月は怪我で入院したりして碌なことがありませんでした 今日から月が変わったのでツキが回ってくるといいなと思います
東京フィルの2022年度定期演奏会への継続手続きの締め切りが近いので、「変更を希望する」にチェックを入れて発送しました 現在は2階LD2列10番ですが、やや遠いのでより近くの席を目指すことにします 今月13日(土)に東京フィル・チケットサービスに電話して変更します。なお、会場や座席変更については、他の多くのオーケストラがWEB上で手続きできるのに、なぜか楽団員数日本一の東京フィルは電話のみの受付になっています なかなか電話が繋がらないことによるストレスが予行されるので、申込用紙の裏側に「WEB上でも変更変更手続きができるよう改善をしてほしい」と書いておきました
ということで、わが家に来てから今日で2487日目を迎え、俳優の石原良純が1日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系「モーニングショー」で、衆院選で敗北した兄で自民党元幹事長の石原伸晃氏の今後について、「芸能界には来ないと思いますよ」と話した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
比例で復活当選した弟・石原宏高と組んで「石原軍団」を結成して気勢を上げたら
夕食に「豚バラ大根」「生野菜とアボカドのサラダ」「大根の葉のお浸し」「もやしの味噌汁」を作りました 「豚バラ~」は大根をピーラーでスライスしたので、味が浸み込みやすくなりました
午後7時からサントリーホールで東京フィルの第960回サントリー定期シリーズ公演を聴きました プログラムは①バッティストーニ「フルート協奏曲『快楽の園』~ボスの絵画作品によせて」、②チャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」です 演奏は①のフルート独奏=トンマーゾ・ベンチョリーニ、指揮=アンドレア・バッティストーニです
オケは左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスといういつもの東京フィルの並び。コンマスは三浦章宏です
1曲目はバッティストーニ「フルート協奏曲『快楽の園』~ボスの絵画作品によせて」です この曲はフルート奏者のトンマーゾ・ベンチョリーニの依頼により、バッティストーニが初期フランドル派の画家ヒエロニムス・ボスの神秘的な三連祭壇画「快楽の園」からインスピレーションを得て2019年に作曲、本公演が日本初演となる作品です 第1楽章「天地創造」、第2楽章「エデンの園」、第3楽章「地獄ーカデンツァ」、第4楽章「庭」の4楽章から成ります
ベンチョリーニがバッティストーニとともに登場、さっそく演奏に入ります 低弦の響きに導かれて独奏フルートが入ってきます 演奏を聴きながら、作曲者の名前を伏せて聴いたら日本人作曲家が作った作品と答えるかもしれないと思いました それほど「和のテイスト」を感じました 気持ちよく聴いているうちに寝落ちしたらしく、気が付いたら会場が拍手まみれになっていました 良い曲ほど眠くなるというのは歴史的な事実です
ベンチョリーニは流ちょうな日本語で「どうもありがとうございました。これから演奏するのはバッハのサラバンドです」と言って、バッハ「無伴奏フルートのためのパルティータ」BWV1013から「サラバンド」を鮮やかに演奏し、満場の拍手を浴びました
プログラム後半はチャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」です この曲はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)が1888年にわずか3か月で作曲、同年11月17日にサンクトペテルブルクで初演されました 第1楽章「アンダンテ ~ アレグロ・コン・アニマ」、第2楽章「アンダンテ・カンタービレ・コン・アルクーナ・リセンツァ ~ モデラート・コン・アニマ ~ アンダンテ・モッソ ~ アレグロ・ノン・トロッポ」、第3楽章「ワルツ:アレグロ・モデラート」、第4楽章「フィナーレ:アンダンテ・マエストーソ ~ アレグロ・ヴィヴァーチェ ~ モルト・ヴィヴァーチェ ~ モデラート・アッサイ・エ・モルト・マエストーソ ~ プレスト」の4楽章から成ります
バッティストーニの指揮で第1楽章に入ります 冒頭の序奏部はクラリネットの独奏で「運命の動機」が奏でられますが、このクラリネットが素晴らしい その後、テンポを上げてアレグロ主部に突入しますが、バッティストーニの指揮はアクションが大きく、強弱のコントラストが非常に大きいのが特徴です 弦楽器のうねりがすごい 第2楽章の冒頭は、ほとんどホルン協奏曲と言ってもよいほど独奏ホルンが活躍しますが、首席・高橋臣宣の演奏が素晴らしい この人のホルンはいつ聴いても安定感がありほれぼれします 第3楽章はチャイコフスキー得意のワルツです 弦楽器の美しさはもちろんのこと、木管楽器群が素晴らしい演奏を展開します 第4楽章に入ると、第1楽章冒頭で悲しげなメロディーとして演奏された「運命の動機」が勝利の音楽として登場します まさにチャイコフスキー・マジックです バッティストーニは弦楽器を中心にゆったりと演奏させ、思う存分歌わせます この辺はオペラ指揮者バッティストーニを感じさせます 最後はオーケストラ挙げての渾身の演奏で決然と曲を閉じました 満場の拍手がバッティストーニと東京フィルの楽員に送られました
バッティストーニ ✕ 東京フィルはアンコールにリスト(バッティストーニ編)「巡礼の年 第2年『イタリア』から『サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ』」を楽し気に演奏、再び満場の拍手を浴びました
3日、4日も同じプログラムによるコンサートがありますが、これをもって東京フィルの2021年度定期演奏会は終了します。前述の通り、2階LD2列10番の席ともお別れです 来年1月以降はステージにより近い席に移ります
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