31日(日)。早いもので今日で10月も終わりです。秋がないまま いきなり冬を迎えてしまったような気がします 月末を迎えたので、10月の3つの目標の実績をご報告します。クラシック・コンサート=6回、映画=3本、読書=3冊ということで壊滅状態でした 個人的にはここ20年間で最低記録かもしれません。言うまでもなく、怪我による9日間の入院生活が大きく影響しています コンサートは4公演諦めました 外出を控えたため映画を観に行く機会も激減しました その代わり、家でNetfrixを観ました。「マスカレードホテル」、「全裸監督」(全16話)、「イカゲーム」(全9話)、「容疑者Xの献身」です これを映画館で観たら27本観たことになりますが、私の基準は「映画館で観るのが映画である」というものなので実績にはカウントされません
ということで、わが家に来てから今日で2486日目を迎え、秋篠宮家の長女小室眞子さんの夫・圭さんが、今年7月に受験した米ニューヨーク州の弁護士試験に不合格だったことが関係者への取材で判明した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
はっきり言って二人はもはや民間人だぜ パパラッチ的な追跡はやめるべきじゃね?
朝7時前にツイッターをクルージングしていたら、昨日付で指揮者の高関健氏が「昨晩依頼をいただき、急きょお受けして直前まで準備、夕方池袋へ。飯守先生のご快復を祈りつつ、時間を延長して3曲を練習。新響 皆さんの情熱と先生の丁寧な音楽づくりに感動。明日の公演がうまくいきますように」とツイートしていました ということは、リハーサルは土曜日の1回のみということだろうか 高関氏は現在、東京シティ・フィルの常任指揮者をはじめ複数のオーケストラの指揮者を兼任しているほか、東京藝大指揮科の教授も務めており、研究熱心な音楽家として名前を知られています この人に休暇とか休日という概念はあるのか
ということで、午後、近所の小学校で衆院選の投票を済ませてから、東京芸術劇場で新交響楽団の第255回演奏会を聴きました プログラムは①ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲、②同:歌劇「タンホイザー」序曲、③ブルックナー「交響曲第3番 ニ短調」です 指揮は当初、飯守泰次郎と発表されていましたが、前述の通り、急病のため急きょ高関健氏が代演することになりました
主催者から指定された席は1階M列13番、センターブロック左通路側席という理想的な席です 会場は市松模様配置です
オケの面々が配置に着きます。弦楽器は左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並びです 通常、高関氏が指揮する場合は、左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対抗配置をとりますが、急きょの代演ということで飯守氏の採る通常配置のままにしたのだと思われます 楽団員はソーシャルディスタンスを取るため譜面台を1人が1台使用します
1曲目はワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲です 「リエンツィ」はリヒャルト・ワーグナー(1813-1883)が1838年から40年にかけて作曲、1842年10月20日にドレスデンで初演された全5幕のオペラです ローマ教皇の公証人であったリエンツィは、一度は民衆の支持を得て貴族派を抑えて護民官の地位に就くが、やがて貴族の策謀と民衆の裏切りによって滅びるという物語です
私は結構この曲が好きで、時々CDで聴いています。CDと違い、大会場の隅々まで音を届けなければならない関係で、冒頭のトランペットが予想外に大きな音で出たのでちょっと驚きました。弦楽器が美しく響きました
2曲目はワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲です 「タンホイザー」はワーグナーが1843年から45年にかけて作曲(45~46年に改訂)、1845年10月19日にドレスデンで初演された歌劇です 中世に実在したミンネゼンガーの歌合戦を扱い、ウェヌス(ヴィーナス)のとりこになったタンホイザーの罪が、領主の娘エリーザベトの純愛と死によって贖われるという物語です
高関氏の指揮で演奏に入ります。この曲では金管楽器が良く鳴っています 全体的に重心が低い落ち着いた演奏でした
プログラム後半はブルックナー「交響曲第3番 ニ短調」(1889年第3稿ノヴァーク校訂版)です この曲はアントン・ブルックナー(1824-1896)が1872年から73年にかけて作曲(第2稿=76~77年、第3稿=88~89年)、第2稿は1877年12月16日にウィーンで初演され、ワーグナーに献呈されました 第1楽章「どちらかといえばゆっくりと 神秘的に」、第2楽章「アダージョ 動いて ほぼアンダンテで」、第3楽章「かなり急速に トリオ」、第4楽章「アレグロ」の4楽章から成ります
高関氏の指揮で第1楽章に入ります 冒頭のトランペットは良かったのですが、バックの管楽器のバランスがあまり良くなかったように感じました ホルンの女性が素晴らしい 木管ではフルートがいつものように抜群の安定感で演奏していました そして、いつも素晴らしいと思うのは躍動感あふれるティンパニの男性です 第2楽章は弦楽器のアンサンブルが美しく響きました 第3楽章はブルックナー独特のスケルツォですが、管楽器、弦楽器、打楽器ともに小気味の良い演奏を展開しました 第4楽章は咆哮する金管をはじめオーケストラ挙げての渾身の演奏で、圧倒的なフィナーレを飾りました
本番2日前の指揮者交代というアクシデントにもかかわらず見事な演奏を展開した新交響楽団の皆さんに大きな拍手が送られました (飯守氏のリハーサルがあったとしても)たった1回のリハーサルで、アマチュア・オケをしっかりとまとめ上げた高関健氏は新たな伝説を残しました
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