人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

第60回JTが育てるアンサンブルシリーズを聴く~JTアートホール”アフィニス”

2012年02月04日 06時50分07秒 | 日記

4日(土).昨夕は,5時半から地下の串焼きRでS監査役,E部長,T君,K君と久しぶりに飲みました 私が7時からコンサートがあるので1時間という条件です.生ビールと日本酒を飲んで,おつまみに,いつもの枝豆,エイひれ,トマト,じゃがベーコン,焼き鳥を食べながら仕事の反省会をして,約束どおり6時半前には解散しました 私は徒歩で虎ノ門のJTアートホールに向かいました ほろ酔い気分です

JTアートホール”アフィニス”で「第60回JTが育てるアンサンブルシリーズ」を聴きました このシリーズは,これからの活躍が期待される若い演奏家たちに室内楽を通じてお互いを高め合う場を提供し,その中から世界に羽ばたくアンサンブルや演奏家が育つことを支援するシリーズ企画です 今回は「若い音楽家が奏でる様式の華」というタイトルで,プロデューサーはクラリネット奏者の山本正治です.

出演は竹山愛(フルート),金子亜未(オーボエ),西川智也(クラリネット),長哲也(ファゴット),日橋辰朗(ホルン),小澤佳永(ピアノ)とプロデューサー山本正治(クラリネット)です

プログラムは①ラヴェル「クープランの墓」(M.ジョーンズ編曲),②チック・コリア「フルート,バスーン,ピアノのための三重奏曲」,③L・シフリン「木管五重奏曲”ニューオリンズ”」,④モーツアルト「ピアノと管楽のための五重奏曲K.452」,⑤L・テュイレ「ピアノと管楽のための六重奏曲」の5曲です.言うまでもなく,モーツアルトの「ピアノと管楽のための五重奏曲」を聴くためにチケットを買いました

チック・コリアはジャズ・ピアニストですが,たしか一昔前にピアニスト,フリードリッヒ・グルダと組んで自作の曲を演奏したりしていました.初めて彼の「三重奏曲」を聴いて,”こういう曲を書いたんだ!”とジャンルを超えて活躍した彼の実力を再認識しました

全プログラムを通して,出演者のレベルは相当高いと感じましたが,中でも音楽的に訴えかけてくる演奏者はオーボエの金子亜未とファゴットの長哲也の二人でした.くしくも他の演奏家たちが大学を卒業して活躍しているのに対して,この二人は東京藝大4年に在学中です

モーツアルトの室内楽を生で聴いたときにいつも思うのは,これ以上の幸せがあるだろうか,ということです とくに管楽器を中心とした室内楽は最高です

アンコールに応えてジャズっぽい曲を演奏しましたが,これはファゴットの長とクラリネットの西川がノリノリでスイングして観客に受けていました

この日聴いた若く優秀な演奏家たちは5年後にどうなっているでしょうか?ある者はオーケストラの一員として演奏しているかも知れない,ある者はソリストを目指し海外に留学して研鑽を積んでいるかも知れない,ある者は日和って結婚のうえ家庭に引っ込んでいるかも知れない,それぞれの人生を歩んでいることでしょう いずれにしても,この日の出演者には,どこかで音楽を続けていてほしいと思います

 

           

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