電車の中では読まないように～三谷幸喜+清水ミチコ「いらつく二人」を読む

３日（木）。昨夕、ＨＣビル地下のＫで、Ｓ監査役、Ｅ部長と私とで当社の公認会計士Ｔさんを囲んで飲みました　Tさんは経済企画庁から公認会計士に転出した人で，なぜか南米チリに3年間赴任していたそうです．なんで経企庁職員がチリに赴任しなければならないのか，イマイチよく分かりません．会う人一人一人数えて人口統計でも取っていたのかな・・・・・・・・？　Tさんの話によると，現在ではフランスのワイン　の元種のほとんどはチリの葡萄とのことです．なぜかと言えば，同じ種類の元種ばかりだと，葡萄が”疫病”にかかると”種”が全滅してしまうからだそうです．一種の”リスク分散”ですね

Tさんは別件があるため1時間ほどで帰ったので，残り3人でひたすら日本酒を飲みました　実はこの日の昼ごろ，われらがビル地下Rの店長が「昨日は連休の狭間でお客さんが入らず赤字でしたぁ．お店開けなきゃよかったですよぉ」と嘆いていたので，テナントの危機を救うべく7時ころKを引き上げてRに移動しました．すると，なんと満杯なのです　店長を呼ぶと「奥の座敷があいていますぅ」と必死に引き止めるので，断るすべもなく入って飲みました　Kで散々飲み食いしてきたのでお腹はパンパンの状態です．それでも根性で飲みましたが，大雨が心配なので8時ころには引き上げました．その後，2人は「焼き鳥Oの様子を見に行く」と言って千鳥足でお店に向かいました．が，Oだけで済んだかどうか．ひょっとすると六本木のカラオケ・スナックOに流れたのではないか，と私は疑っています　

 

　　閑話休題　　

 

脚本家・三谷幸喜と清水ミチコの「いらつく二人」（幻冬舎文庫）を読み終わりました　これは某ラジオ番組で２人がパーソナリティーを務めたときのトークを何回分か文字にしたものです

どっちがボケでどっちがツッコミというのではなくて，どっちもボケでツッコミです　文庫本の帯に「息が合うのか，合わぬのか！？痛快無比な会話のバトルに笑いが止まらない」とありますが，間違いなく電車の中では読めない本です

各トークの終わりには「ついでの話」という”豆知識”がついており，これがためになります　　たとえば，コーヒーをテーマに話した時には「コーヒー」について解説があります．「コーヒーが日本に伝来したのは１６０９年（慶弔１４年）．日本人として初めてコーヒーを飲んだ体験を書いたのは太田蜀山人．１８０４年（文化１年）”コーヒーは焦げ臭くて味わうにたえない”と記している」といった具合です

たとえば、清水が映画に詳しい三谷に”お薦めの映画”を教えてくれと頼んだ時の二人のトークはこんな感じです・・・・・

三谷：じゃ，２つ目は・・・・・・

清水：これじゃないですか？　１９４８年の「自転車泥棒」

三谷：清水さん観たことあるでしょ．

清水：私は，これ観ないことにしているんです．

三谷：自転車泥棒時代を思い出すから？

清水：（笑）なんかそれ歌にできそう．♪私がむかしぃ自転車泥棒だった頃～違いますよ．盗んだことないですから．

・・・・・・すべてがこんな感じで成り立っています。笑うことは体脂肪の消化に良いかもしれませんので、とくに最近体重の増加に悩んでいる方にお薦めします

 

　　　　　　　　

 

　　もう一度閑話休題　　

 

東京藝大学生オーケストラのコンサート・チケットを買いました　公演日は５月２４日（木）午後７時からで、会場は上野の東京芸術大学奏楽堂（藝大の構内）です。

プログラムは①モーツアルト「交響曲第３２番ト長調Ｋ．３１８」、②ハイドン「トランペット協奏曲」、③ショスタコーヴィチ「交響曲第５番”革命”」の３曲で、指揮は尾高忠明です

これは、滅多に生で聴く機会のないモーツアルトの「第３２交響曲」とハイドンの「トランペット協奏曲」が聴けるということ、指揮が尾高忠明であること、そして、トドメは入場料が１，５００円（全席自由）ということから躊躇なく買い求めました　学生オーケストラといっても侮れませんぞ

今日からゴールデン・ウィーク後半戦ですね　今日は朝からあいにくの雨模様ですが，私は３，４，５日は東京国際フォーラムと読売ホールで開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」音楽祭に通います　３日間で１６公演聴きます。６日は新宿ピカデリーにＭＥＴオペラライブビューイング：マスネの歌劇「マノン」を観に行きます。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか？