こんにちは/こんばんは。
三月半ばですが、まずは嬉しいお知らせ。前回、油圧式のケーブルマシンを使ったベンチプレスで、現在95キロ。100キロ上げたい!というようなことを書きましたが、先週の月曜日に100キロ上がりました!万歳!
その後一日休んで、水曜日、木曜日にも上がりましたので、もう100キロは完璧にクリアです。次は110... とかではなくて、今度は懸垂ですかね。恥ずかしながら、順手での懸垂は三回くらいがマックス。しかも、二年くらい前の調子の良かった時の話しで、今はゼロ回に落ち込んでます。
夏が終わるまでに五回くらいはできればいいな、と思います。達成できればまた自慢します。できない場合はそれきりです、へへ。

清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Nicolas_J_Leclercq@unsplash_com
さて、今回はAIについて少々。ご存知でいてくださる方もあると思いますが、私はキリスト教会の牧師で、毎日曜日にレイキャビクにある教会で英語をメインにした集会(礼拝)を持っています。
ああ、そうそう大切なことをひとつ。四年間ほど一緒に仕事をしていたアニー牧師が出産を機会に他の教会のポジションへ移動し、今年の一月からアーニーさんという新しい男性牧師が相棒となりました。
アーニー牧師はまだ二十九歳で、現段階では国民教会の最年少牧師です。なんせ私のふたりの子供より若い。という「親子ペア」になりました。相撲取り並みに大きな若者で、のんびりした雰囲気を醸し出しています。
そのイメージの延長で「細かいことにいいかげんなんだろう」と偏見を持っていたのですが、意外や細かいことに几帳面。しかも学業「超」優秀。性格も良い。ということで、私はアーニー牧師は将来一角の牧師になるだろうと考えています。

世代的には完璧に親子的
Pic by Me
それはともかくとして、私たちの礼拝では英語を使いますが、集会には英語が得意でないイラン人の人が相当数います。これまでいろいろと通訳で苦労をしてきたのですが、昨年の夏から日本誕生のPocketalkポケトークなるAI仕様の同時翻訳プログラムを使い始めました。このことは以前書いたことがあります。
This is revolutional カクメイだ!
まだ発展途上にあるプログラムとはいえ、非常に役に立っています。先日ポケトークから送られてきた宣伝によると、現在は日本の学校でもこのプログラムを使い始めているところがあるそうです。なんでも日本に在籍する外国人児童・生徒のうち、日本語指導が必要な学童が7万人近くいるのだそうです。しかも、そのうち15%ほどは日本語指導を受けられない状況にあるとか。
そういう状況で、このポケトーク・プログラムが導入され始めているようです。宣伝から直引用すると「導入後のアンケートでは、教職員からは87%が『今後も利用したい』と回答し、児童生徒からは86%が『利用に満足している』と回答するなど、高い評価を得ています。翻訳精度や速度に関する課題も一部見受けられましたが、今後も改善を続け、より質の高いサービスを提供してまいります。」
別にポケトークの宣伝をして、見返りをもらっているわけではありませんので、念のため。ただ私も含めて「同時通訳が必要」という状況に遭遇する者にとっては、ポケトークが頼りになる助っ人であることは実感していますし、もっと発展してもらいたいので進んで紹介したいです。
さてここからが本題。
AIの発展というのは周囲の研究者たちが発展させるのはもちろんでしょうが、AI自体が自分で発展する部分もあるのだそうです。知識がないので詳しいことは分かりませんが、AIについて学んでいたときに何かの記事で「実はAIがどのように自己進化しているかについて、そのプロセスは解明されていない」とか読んだのを覚えています。

チョイ、ポケトークの宣伝
Myndin er ur Pocketalk.co.jp
まあ、そういう部分があるから「AIはいつか人間を超える」「AIが人類を支配するようになる」というような警告、不安、妄想、夢、御託が生まれてくるのと思います。私自身は専門家でもないので「そんなことは... 」くらいのノー天気で構えていました。それがですねえ...
ポケトークを使っていていくつか気がついたことがあります。ここからがコワい話です... よ。
ポケトークの同時通訳プログラム。私は礼拝が始まる五分前くらいからスタートさせます。礼拝前というのは、まあ何事もそうでしょうが「これから始まります」というタイミングなので、おしゃべりが収まり静かになります。
そうすると、何も翻訳する言葉がなくて退屈するのか、ポケトークの勝手な言葉がスクリーン上に出てくるのです。大体の場合は単純な言葉でHello, Bye, Thank youとかです。
それが使っているうちに、もう少し語彙が増えてきて、はっきり覚えてはいないのですが、他の文言をつぶやくようになってきました。覚えているのは“I have to say about this”とかなんとか、変な文章まで混ざることがあります。もっともその時はイラン人の人たちが私語をしている時だったので、ペルシャ語を聞いたポケトークが勝手に英語での類推をして翻訳してしまったのかもしれません。
ああ、ちなみにポケトークは入力言語は英語、日本語、フランス語等のメジャーな言語に限られていて、英語をペルシャ語に翻訳はしてくれますが、その逆は今の時点では不可です。

ポケちゃんを使うワタシ
Pic by Me
先日、アーニー牧師が礼拝で説教をしている時、私は会衆席の一列目に座って、ポケトークの翻訳するスクリーンのテキストを見ながら話を聞いていました。スクリーン上にはアーニー牧師の話す英語と、そのペルシャ語訳の双方が出てきます。
そしてアーニー牧師の話しの中で“... and God gave up ...”という一節があったのですが、その部分をポケトークは“and God’s Gay Pride...”と宣いました。“God’s Gay Pride”? なんじゃ、そりゃ?(^-^;
その時思ったのです。これはポケトークの聞き取り間違いなのか?それとも承知の上でのジョークなのか?うーん、怪しい。
その時、続けてこう思いました。ポケトークもAIだし進化してるんだろうが、一体どういう進化をしてるのかなあ?と。教会のお説教中に“God’s Gay Pride”をジョークとして入れてくるとしたら、なんというか、それなりに面白いキャラクターだなあ、と。
もしかして、飼い主に似る?それは犬か?だいたいワタシは生真面目でそんなにお茶目キャラではないし。
皆さんはどう思われますか?ご自身で使われているAIに、そのようなお茶目な成長をしている子はいるでしょうか?
まあポケちゃんも、あまりお茶目になりすぎないで成長して欲しいものですが、ポケトークの会社さん、よろしくお願いしますよ。役に立つのは間違いなし。ペルシャ語から英語への翻訳、早く可能になることを願っています。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
三月半ばですが、まずは嬉しいお知らせ。前回、油圧式のケーブルマシンを使ったベンチプレスで、現在95キロ。100キロ上げたい!というようなことを書きましたが、先週の月曜日に100キロ上がりました!万歳!
その後一日休んで、水曜日、木曜日にも上がりましたので、もう100キロは完璧にクリアです。次は110... とかではなくて、今度は懸垂ですかね。恥ずかしながら、順手での懸垂は三回くらいがマックス。しかも、二年くらい前の調子の良かった時の話しで、今はゼロ回に落ち込んでます。
夏が終わるまでに五回くらいはできればいいな、と思います。達成できればまた自慢します。できない場合はそれきりです、へへ。

清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Nicolas_J_Leclercq@unsplash_com
さて、今回はAIについて少々。ご存知でいてくださる方もあると思いますが、私はキリスト教会の牧師で、毎日曜日にレイキャビクにある教会で英語をメインにした集会(礼拝)を持っています。
ああ、そうそう大切なことをひとつ。四年間ほど一緒に仕事をしていたアニー牧師が出産を機会に他の教会のポジションへ移動し、今年の一月からアーニーさんという新しい男性牧師が相棒となりました。
アーニー牧師はまだ二十九歳で、現段階では国民教会の最年少牧師です。なんせ私のふたりの子供より若い。という「親子ペア」になりました。相撲取り並みに大きな若者で、のんびりした雰囲気を醸し出しています。
そのイメージの延長で「細かいことにいいかげんなんだろう」と偏見を持っていたのですが、意外や細かいことに几帳面。しかも学業「超」優秀。性格も良い。ということで、私はアーニー牧師は将来一角の牧師になるだろうと考えています。

世代的には完璧に親子的
Pic by Me
それはともかくとして、私たちの礼拝では英語を使いますが、集会には英語が得意でないイラン人の人が相当数います。これまでいろいろと通訳で苦労をしてきたのですが、昨年の夏から日本誕生のPocketalkポケトークなるAI仕様の同時翻訳プログラムを使い始めました。このことは以前書いたことがあります。
This is revolutional カクメイだ!
まだ発展途上にあるプログラムとはいえ、非常に役に立っています。先日ポケトークから送られてきた宣伝によると、現在は日本の学校でもこのプログラムを使い始めているところがあるそうです。なんでも日本に在籍する外国人児童・生徒のうち、日本語指導が必要な学童が7万人近くいるのだそうです。しかも、そのうち15%ほどは日本語指導を受けられない状況にあるとか。
そういう状況で、このポケトーク・プログラムが導入され始めているようです。宣伝から直引用すると「導入後のアンケートでは、教職員からは87%が『今後も利用したい』と回答し、児童生徒からは86%が『利用に満足している』と回答するなど、高い評価を得ています。翻訳精度や速度に関する課題も一部見受けられましたが、今後も改善を続け、より質の高いサービスを提供してまいります。」
別にポケトークの宣伝をして、見返りをもらっているわけではありませんので、念のため。ただ私も含めて「同時通訳が必要」という状況に遭遇する者にとっては、ポケトークが頼りになる助っ人であることは実感していますし、もっと発展してもらいたいので進んで紹介したいです。
さてここからが本題。
AIの発展というのは周囲の研究者たちが発展させるのはもちろんでしょうが、AI自体が自分で発展する部分もあるのだそうです。知識がないので詳しいことは分かりませんが、AIについて学んでいたときに何かの記事で「実はAIがどのように自己進化しているかについて、そのプロセスは解明されていない」とか読んだのを覚えています。

チョイ、ポケトークの宣伝
Myndin er ur Pocketalk.co.jp
まあ、そういう部分があるから「AIはいつか人間を超える」「AIが人類を支配するようになる」というような警告、不安、妄想、夢、御託が生まれてくるのと思います。私自身は専門家でもないので「そんなことは... 」くらいのノー天気で構えていました。それがですねえ...
ポケトークを使っていていくつか気がついたことがあります。ここからがコワい話です... よ。
ポケトークの同時通訳プログラム。私は礼拝が始まる五分前くらいからスタートさせます。礼拝前というのは、まあ何事もそうでしょうが「これから始まります」というタイミングなので、おしゃべりが収まり静かになります。
そうすると、何も翻訳する言葉がなくて退屈するのか、ポケトークの勝手な言葉がスクリーン上に出てくるのです。大体の場合は単純な言葉でHello, Bye, Thank youとかです。
それが使っているうちに、もう少し語彙が増えてきて、はっきり覚えてはいないのですが、他の文言をつぶやくようになってきました。覚えているのは“I have to say about this”とかなんとか、変な文章まで混ざることがあります。もっともその時はイラン人の人たちが私語をしている時だったので、ペルシャ語を聞いたポケトークが勝手に英語での類推をして翻訳してしまったのかもしれません。
ああ、ちなみにポケトークは入力言語は英語、日本語、フランス語等のメジャーな言語に限られていて、英語をペルシャ語に翻訳はしてくれますが、その逆は今の時点では不可です。

ポケちゃんを使うワタシ
Pic by Me
先日、アーニー牧師が礼拝で説教をしている時、私は会衆席の一列目に座って、ポケトークの翻訳するスクリーンのテキストを見ながら話を聞いていました。スクリーン上にはアーニー牧師の話す英語と、そのペルシャ語訳の双方が出てきます。
そしてアーニー牧師の話しの中で“... and God gave up ...”という一節があったのですが、その部分をポケトークは“and God’s Gay Pride...”と宣いました。“God’s Gay Pride”? なんじゃ、そりゃ?(^-^;
その時思ったのです。これはポケトークの聞き取り間違いなのか?それとも承知の上でのジョークなのか?うーん、怪しい。
その時、続けてこう思いました。ポケトークもAIだし進化してるんだろうが、一体どういう進化をしてるのかなあ?と。教会のお説教中に“God’s Gay Pride”をジョークとして入れてくるとしたら、なんというか、それなりに面白いキャラクターだなあ、と。
もしかして、飼い主に似る?それは犬か?だいたいワタシは生真面目でそんなにお茶目キャラではないし。
皆さんはどう思われますか?ご自身で使われているAIに、そのようなお茶目な成長をしている子はいるでしょうか?
まあポケちゃんも、あまりお茶目になりすぎないで成長して欲しいものですが、ポケトークの会社さん、よろしくお願いしますよ。役に立つのは間違いなし。ペルシャ語から英語への翻訳、早く可能になることを願っています。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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Facebook: Toma Toshiki