レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

サッポロ北街ひとり日誌(14-9) 小樽のひとよ

2014-08-11 05:00:00 | 日記
この一週間ほど娘と札幌に滞在しています。前回は娘の日本での奮闘ぶりを少しご紹介したのですが、当の本人は「何でアタシをブログの出汁にするのー!?イマルがさんまさんのことを愚痴っていたのがよくワカルー」とか。って、そこまでメジャーじゃネエよ。

さて、アイスランドでは昨年に続き今年も冷夏でした。どのくらい冷夏だったかというと、七月の下旬に革ジャケットを着てオフィスに向かうくらいの冷夏でした。私の体感では毎日12、3度でしたね。

そこで夏真っ盛りの日本へやってきて「ナツー!!!」を満喫しようと楽しみにしていました。札幌はもちろん東京とかに比べたらしのぎやすいのですが、それでも来た当初は汗が噴き出して「暑い...あついぞ...」とへたへたになりました。「寒ければ文句、暑くても文句」の見本です。

ところが始めの二三日が過ぎると台風12号、11号の影響もありかなり天気が下り気味になってきてしまいました。なぜか11号の方が後から来るし、13号はとんでもないところからとんでもない方向へ向かってるし...台風って奥が深いですね。

で、台風や雨はイヤなのですが、気温がそのためにかなり下に引っ張られてイイ感じのところに留まってくれています。全然肌寒くもないのですが汗が噴き出すとこまではいかない。いい程度のナツ感です。

今回の帰省は全くの夏休み(バカンス)というわけではなく、私はしなければならないこともいくらかあるのですが、それでも合間をぬって骨休みをしようと企んでいます。ちなみに娘は憧れの「ユニクロ」ショッピングや、わざわざ札幌へ来ての「H&M」でのセールへ行って五百円でスカートを買ってきたり、いとこにカラオケへ連れて行ってもらったりと、もうバカンス丸出しです。

さて私のバカンスは小樽行きです。札幌大好きなのですが、唯一の残念な点は海がないことで、実はワタシは海を眺めるのが大好き人間なのです。海に入るのはそれほどでもありません。眺める方が好きです。(こちらで先日見たニュースではそういう人が多数派になりつつあるそうです。「海って入るものじゃないでしょう?」とマジ顔で言う人が多いとか)

小樽には海があります。程よい長さの商店街には店頭で炭火で地元の海産物のホタテや牡蠣、雲丹などを焼いて食べさせてくれる店が沢山あります。もちろんお寿司屋さんでも有名ですね、小樽は。寿司、海鮮、硝子細工、寿司、海鮮、硝子細工...のテンポで道が続いています。

私たち親子はホタテを焼いてもらって食しましたが美味しかったです。こういう感じの店先で味わう式のお店はアイスランドではあまりありません。ホットドッグとか、全くないわけではないのですが、やはり天候のせいか、アイスランドではあまり流行るスタイルではないようです。

そしてそぞろ歩きの上がりはオルゴールです。四年前に初めて来た時には娘はトトロのメロディのオルゴールを購入していました。今回はオルゴールではなく、ジブリ専門コーナーで「想い出のマーニー」のマーニー日記帳を買っていました。私も見ましたがなかなか良いストーリーですね、マーニー。ワタシは気に入りました。

今回の小樽探訪では娘はひとつの夢を持っていました。四年前に初めて食べた「ばくだん焼き」というどでかいたこ焼きのようなものを再び食べることでした。よほど気に入っていたようです。で、途上の列車車中から「ばくだん、ばくだん」と発していました。

ところがその場所が定かでなく、見当たりません。ワタシは大体見当をつけた場所があったのですが、往路では人力車の客引きのお兄さんを振り払うのに謀殺されて、注意を集中できませんでした。

そして復路。娘はもう半ばあきらめてコロッケをほおばっていました。しかしワタシは「確かこの筋」と見当をつけていた通りで見事「ばくだん屋」を再発見しました。




娘のお気に入り 小樽の「ばくだん焼き」屋さん


「お好み焼き、もんじゃ焼き、たこ焼きのいいところを取ったばくだん。外はカリカリ、中はとろーりして十種類の具入り」とのこと。娘が注文してからかれこれ二十分くらいして焼き上がりました。娘は非常に幸せそうにいただいていました。まだ「色気より食い気」か...?

小樽、いいところですねえ。「粉雪舞い散る小樽の駅に、あー、ひとり残してー来いたーけれどー」という東京ロマンチカのヒット曲「小樽のひとよ」を聴いたのは小学三四年の頃だったと思います。好きだったなー、ガキのくせに。三條正人さんの「ひさし」にあこがれました。

そういえば石原裕次郎記念館もあるんですよね、小樽には。次回は行ってみたいですねえ。

小樽だけでは寂しい?のかもしれませんが(スミマセン)、札幌と組み合わせるととても魅力的な半日もしくは一日の旅程になります。また来まーす!

というわけで何も内容のない今回のブログでした。こういうこともあります。悪しからず。旅先でのブログはなかなか難しいもので。(^-^;


*都合によりしばらくの間、週に一回のブログ更新になります。m(_ _)m


応援します、若い力。Meet Iceland


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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コメント (4)
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