レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

サッポロ北街ひとり日誌(23-2)− 四年ぶりビックリ集

2023-11-25 21:59:57 | 日記
こんにちは/こんばんは。

四年ぶり、帰ってきました、札幌。今回の滞在場所は恒例のビジネスホテルからちょびっとだけグレードアップして「札幌グランドホテル」。札幌駅と札幌中心街の大通りの中間にある老舗ホテルです。これには訳があります。




かろうじて間に合った綺麗な紅葉
Pic by Me


実は私の娘と娘の娘 –つまり孫ですが– も滞在しているのです。といっても一緒に来たわけではなく、娘たちの方が二日先に来て三日先に帰る予定。これは、私の方が先に帰省を決めていて、娘の方が後から「ワタシも〜」と決めたからで、まったく同じ日程が難しくなっていたからです。

で、孫の「ドラミちゃん」がまだ三歳半なので、娘は「子供が滞在しやすい所に泊まりたい」とかで、グランドホテルを選び、私も予定を変更して同じ場所にしたのでした。

ちょっと基本の値段がいつもより高いので、私は朝食付きではない素泊まりタイプ。娘たちはしっかりバイキングの朝食付き。このところ明らかになってきたことは、娘の方がリッチかも?ということ。まあ、いずれかの時点でそういうことは起こり得るのでしょう。

さて、札幌には私の母と、兄一家が住んでいます。兄の子供たち(息子は既婚で二人目が生まれたばかり、娘はまだシングル)も札幌在ですし、兄の息子のお嫁さんも地元の人なので、札幌には親族縁者が多くいます。

それで、家族のそういうリユニオンはあったのですが、ここではそういうことではなく、四年ぶりの帰省での新発見やビックリを選んで書いてみようと思います。もっとも、それらは必ずしも「四年間のうちに変わった」ということばかりではなく「それ以前もそうだったのにワタシは知らんかった」ということも含まれます。

まずは第一のビックリ。ビックリというよりは意外だったことですが、機内から含めてマスクをしている人がそれほど多くはなかったこと。きっと、まだみんなマスク着用じゃないかと想像していましたが、そんなことなかったですね。

ざっと見の印象では、マスクをしていたのは職務上義務付けられている人を含めて、半々くらいだったような。私もマスクはいくつも携帯していきましたが、使う機会はほとんどなかったです。




落ち葉のカーペット
Pic by Me


第二のビックリは札幌の東急のエスタ化。札幌の南口にあったESTA。45年の営業が今年の八月末で閉店となってしまいました。当初は大手百貨店の「そごう」が入っていたとのことですが、バブル崩壊でそごうが撤退。その後に、ユニクロやビックカメラが参入。

私が知っているエスタは、さらに加えてラーメン店が集まった「ラーメン共和国」、ゲーセン的なアミューズメントフロア、安くておしゃれな雑貨のLOFT 等が集まった「足繁く通う」場所でした。特に地下のお弁当や惣菜売り場は、札幌滞在中にはほぼ毎日行くと言ってもいいくらい。上から下までお馴染みの場所だったのです。

当然、8月31日の営業最終日には多くの札幌市民が別れを惜しみに参集したとのこと。ニュースで見ました。

サッポロ北街ひとり日誌(5)- サッポロ駅デパチカ弁当 Best3


そのエスタがなくなってしまう!というのは哀しいだけでなく「困るな〜」という報だったのです。

ところが、今回来てみると、ユニクロやビックカメラ、それに靴のABC−Martはエスタの隣りにあった東急百貨店にお引っ越ししていたのです。ついでにゲーセン的なアミューズメントフロアも。結構しぶといんだ、みんな。

残念ながら地下にあった食品売り場は復活なりませんでした。東急の地下の食品売り場はエスタほどの活気はありません。

まあ、エスタファンだった私には救われた感がありましたが、逆にいうと東急はそれだけ売り場面積を縮小したわけで、やはり百貨店苦難の時代なんでしょうね。そういえば東急の渋谷本店もなくなったとか聞いたなあ... そちらには縁がなかったけど。ちなみにユ二クロは、先週あたりから札幌三越にもお店を開いているはずです。




ESTAに別れを惜しむ人たち
Myndin er ur 47news


ビックリその三は、そのユニクロからです。今回もお買い物しました、ユニクロで。以前のエスタにあったユニクロは、私の記憶に間違いがなければ「アジア一広い売り場面積」だったはずで、それに比べると東急のユニクロはちょっと窮屈な感があります。

で、手提げカゴいっぱいにセーター、シャツ、インナーなどを詰め込んで会計へ。ここでもセルフの会計コーナーがあり、空いていましたのでそちらへ向かいました。一品ずつスキャンするのだろう、と思いながらカゴを置いて一品目を手に取ろうとすると、なんとすでに合計金額が表示されています。

「なにこれ?」状況がわからずしばらくキョトン??え?どうすりゃいいの?幸い空いていたので、後ろに待っているお客さんもなく恥ずかしいのは自分に対してだけでしたが、これ、すごいですね。カゴを置いただけで全部瞬時に判別して会計してくれるようで。

これは正直びっくりしたので、後で娘にその話しをしました。すると娘も「そうそう、あれスゴいよねー。ロンドンで初めて使った時、ビックリしたー」とか。そうか、ロンドンでもそうなってるんだ。知らんかった。老人だな。

ビックリその四、「スシロー」今回の滞在中、二回「スシロー」へ行きました。私自身はそれほど寿司好きではないので、ひとりで回転寿司とかに行くことはまず絶対ありません。札幌では何回か回転寿司に行ったことがありますが、例外なく兄の家族に連れて行ってもらったものです。

今回は娘と孫と共に行動する機会多かったので、「じゃ、スシロー行ってみっか」みたいなノリで時間を予約。今回のお店はPARCOの中にあります。いつでも順番待ちの人が並んでいるのですが、まずは予約ナンバーをチェックインするらしく、その後自分のナンバーコールを待ちます。そして呼ばれたら、チェクイン時にもらったバーコードをかざすと、何番のテーブルへ行くかが指示されます。

これ、すべて無人なので、初めて来た時にはハードル高いでしょうね。私たちのあとから来た老齢のご婦人が、スタッフを捕まえて「あのー、私初めてなんだけど、どういうふうにすれば?」と尋ねて教えを乞うていました。えらいな、そういうのは。ワタシならさっさと逃げ出します。老人だな。



ユニクロ、三越へ行く
Pic by Me


テーブル席に着くと、流れてくるお寿司はなくすべて注文のみ。多分昨今の「『いたずら』ではすまされない悪行」の故でしょう。驚いたのは、注文してからその品が届くまでの速さ。迅速。

一緒にいた孫は、お寿司がレールで運ばれてくる様子を面白がって喜んでいました。そうでしょうね。私が見てても面白かったから。

しかし、最後になってもっと大きいビックリが。三人、というか二人と幼児一名で食べて –かなり十分食べて– 8000円ちょっと。ヤスッ!! ここにきてワタシは、なぜ周囲にこれだけひとり客が多いかを理解できました。

不必要に大将に気を使う必要もなく、食べたいものをさっと食べられ、しかも安い。一度仕組みに慣れてしまえば、こんなに「今風」なものはないですね。ワタシが寿司屋に行かない大きな理由は「食べさせてもらってる」的な雰囲気なので、大将抜きのこのシステムは気が楽です。

まだいくつか、ビックリや面白かったことはあるのですが、長くなりましたので今回はここまで、でーす。(*^^*)


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

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Facebook: Toma Toshiki
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