レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

サッポロ北街ひとり日誌 (19-1) – JAL CAさん讃歌

2019-06-02 00:00:00 | 日記
今回は約半年ぶりに「サッポロ北街ひとり日誌」です。レイキャビクでは夏日の快晴が続いていましたので、国を出るのは多少悔しい気持ちもしました。それでも「サッポロだってもっと夏さ」と思い日本の天気をチェックしました。

そしてビックリ!!

なんと北海道の北東部、網走近くの佐呂間というところで39,5度を記録したというではないですか!! これまでの北海道記録とのこと。旭川34,3度。サッポロでも32,0度。

冗談じゃない。三十度を超すようなところへノコノコ出向いていくなんて。二十四度あれば十分「夏」なのです、ワタシ的には。慌ててタンクトップ型の下着を詰め込んで出発。

1996年以降、過去二十年間以上に渡り、私はSASスカンジナビア航空を使って往来してきました。三回くらいストックホルム経由がありましたが、その航路は短期間でクローズドになり、ほとんどの場合はコペンハーゲン経由でした。

五、六年前からJALがヘルシンキへ定期運行を開始し、それに伴ってアイスランドへもフィンエア(フィンランド航空)とのコードシェアを組んで、成田―アイスランド間の定期航路をアピールするようになりました。




私の賞賛の的 JALのCA天女様ら
Myndin er ur JAL Facebbok


私も何かの集いで、JALのまわし者、スミマセン、キャンペーンに来ていたJALの関連の方にお会いした記憶があります。でも正直言って、JALに変えるつもりはまったくありませんでした。チャレンジ精神がないのです、ワタシは。

ですが、もうお察しと思いますが、今回は「慣例」を変え、ヘルシンキ経由でJALに乗って帰って来たわけです。

理由は別にチャレンジ精神を発揮したわけではなく、SASのネットで、予約時に何らかの理由によって「座席予約」をすることができなかったためです。十時間を超えるフライトで座席を選べない、などというのは問答無用であり、この時点で「SASはなし」となりました。

SAS以外にももちろん、ロンドン経由、フランクフルト経由等いくつも経路はあるのですが、その中で言うならばヘルシンキ経由のJAL便は群を抜いているように思われました。ヘルシンキ経由は往路の待ち時間が1時間40分という、かなり短い時間なのが玉に瑕ですが、その他は問題はありませんし、値段も安い。

加えて日本語が使えるフライト(だろう)ということも大きなメリットです、やはり。ロンドンやパリ経由ならANAもあるはずなのですが、詳しくはチェックしませんでした。その時点ではJALに決めていましたから。同じ日本語でも、JALとANAでは違うのです。

なぜなら、JALには私の「憧れのCAさん」がいるからなのでした。またお会いできるのは夢の彼方のことであろうとも、可能性がある限りゼロよりはいいのです。宝くじだって買わなきゃ当たらない。

サッポロ北街ひとり日誌 (18-2) – 神の恵みと幸運とJALのCA


だったら始めからJALを選べ、とお思いでしょうが、まあSASにドップリ漬かってきましたので、「憧れのCAさん」もそれを動かす力はなかったのです。(^-^;

それにしてもヘルシンキの空港での「乗り換え時間1時間40分」が気になりました。私はヘルシンキに行ったことは一度もないのです。そこで、この経路を何度も経験している在アイスランドの邦人美人女性のAさんに、一応成り行きを尋ねておきました。

「大丈夫よ。小さい空港だから。それに間に合わなかったことはこれまで一度もなかったし」というので、若干安心。まあ、何事にも「初めて」ということはありますが。

今回、便利だったのは始めのフライト -フィンエアですが- 出発が午前9時25分と、いつもの7時半とかに比べると、はるかにゆっくりとしたスケジュール。しかも最終の成田到着はほぼ同じ翌日の朝9時くらい。これはSASよりもJALに軍配。

フィンエアのフライトは実につまらないフライトで、何も書くことはありません。ビデオエンターテイメントなし。素敵なCAさんなし。素敵な同席者なし。

ヘルシンキの空港はそれほど見て回る時間はなかったのですが、トイレは清潔だったし、人もそれほど多くはないし、しかも日本食のお寿司屋さんやラーメン屋さんまでありました。食べませんでしたが。




ヘルシンキまで来てくれたJALの鶴マーク あと一歩でアイスランド


そして待っていてくれました、JAL便。実はJALの国際線に乗るのもこれが初めて。じゃ、ないか。一度ありますから二度目です。一度目はズーーっと昔、1987年の春に、ヨーロッパのどこかからインドのボンベイ経由で帰国した時でした。

なぜこれを書くかというと、ボンベイで機内に座ったまま、ずいぶん長い時間待たされたんです。それで後でわかったことなのですが、ボンベイから当時の浩宮殿下が乗機されていたのでした。なんと。ワタシは天皇陛下と同じ飛行機に乗ったことがあるのです。

さて、今回のJALでのフライト。快適でした。時間も9時間30分とコペンからよりも一時間短く、だいぶ楽な気がしました。

残念ながら「My輝くCAさん」とは再会できませんでした。しかしCAさんらのサービスぶりは、やはり世界のJALだと感じ入りました。

言葉の心配がないことはもちろんなのですが、私はそれよりも「サービスに対する安心感」があることを挙げておきたいと思います。SASやアイスランド航空ではそうはいかない。

例えば、私は機内が「お休みモード」(人工的に作り出される「夜」。乗客が眠るように勧められる時間)になると、ウィスキーとかを一杯(ウソです。二杯)欲しくなり頼むことがあります。

その際にSASなどではCAさんの対応は、まったくその人によって違います。愛想良く対応してくれる人ももちろんいますが、中には「面倒臭い」を顔に出す人もいます。言ってみないとわからないのです。

その点、JALのCAさんの場合には、そのような心配はゼロ。この安心感の有無はかなり大きな違いですね。JALに軍配。

「私は貴方のためにここにます」と言わんばかりのJAL のCA天女様らの柔らかな献身ぶりには、誠に心安らぎますし、同時に賞賛したい気持ちを覚えます。

今回のフライト機では、トイレがなんとウォシュレット! これは考えたこともありませんでした。ビックリです。あまりにも長くSASに埋もれてしまっていた。世界は先へ進んでいるのだ。しかも「全行程」を通じて清潔。

さすがJAL! なんですが、ここを言いたいのです。ウォシュレットはハードですが、それを常に清潔にしておくことは人の手によるソフトに属します。




今回のサプライズ 機内のウォシュレットトイレ


SASや今回特に感じたのはFinnairのCAさんなのですが、彼女らが別に仕事を怠けているわけではないのです。それでもサービスはある意味「ある枠内で」というコンセンサスが存在している気がします。

嫌なことはそのコンセンサスが、顧客が自国人か否か、白人か否か?等々のこちらには明らかにされていない基準で変わっているのではないか?と感じざるを得ないことが多々あることです。

ところがJALのCAさんの場合はそういうような不透明な点は微塵も感じられません。「お客様へのサービスが私たちの仕事」ピリオド。トイレを常に清潔に保っておくことも、もちろんそこに含まれているわけです。

私は決して「お客様は神様です」という標語に賛成ではありません。お客の側でも「常識」を持ってサービスの提供者に接すべきだと思いますし、自分自身そのように振舞っている、つもりです。

それでいて、相手からの返事がつっけんどんだったりすると、これはかなり不快な心持ちになってしまったりするわけです。

というわけで、そのような心配がまったくないJALのCAさん方のサービスの質の高さは、私は正当に賞賛かつ感謝したいと思います。m(_ _)m

唯一残念だったことは、機内エンターテイメントで「アヴェンジャーズ・エンドゲーム」が観られなかったことです。まだ観ていないワタシはかなり自信を持って「機内で観れる」と思い込んでいたのですが…

帰路に期待します。

今回はサッポロにまで至らずに終わってしまいましたが、悪しからず。多分、これ以降ワタシはJALの常利用者となるかもしれません。JALバンザイ!! (*^^*)


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is

コメント (2)
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