心理学で有名なスタンフォード大学のウォルター ミッシェル博士が1960年代後半から1970年代前半に行われた「マシュマロ実験」というのがあります
私もいくつかこの関連ビデオを見たことがあるのですが、2人一緒に行う実験というのを初めて見ました
ビデオはこちらThe marshmallow test: can children learn self-control?
年齢の異なる2人の女の子が被験者で、マシュマロを渡されます。
「食べたかったら すぐに食べてもいいけれど、もし僕が戻ってくるまで我慢できたら もう1つマシュマロをあげる」という実験です。
10分ほど、子供達は目の前のマシュマロ以外何もない部屋で 食べるか2つ目をゲットするか、葛藤する様子がビデオで撮られています
このビデオでは、低年齢の子が、舐めてしまったのをきっかけに我慢がきかなくなり食べています。年上の子はその様子に誘惑されながらも最後まで我慢することができて、2つ目のマシュマロを獲得しました
このビデオだけからは、年齢=自制心とは単純に言い切れませんが
2回目の実験を行なった場合は、目の前で「我慢できた事で2つめをもらった」様子を見ているので、年下の子も我慢できそうな気がします。 こういう遊び、もしかしたら自制心を鍛えるのに使えるかも!?
このマシュマロ実験は、幼少期の自制心が大人になった時の自制心にも関係があると言われるようになった実験のようです。ただ、どうやら2018年頃に参加してくれる子供達の社会経済環境も幅を広げ、大掛かりな再実験をした際に、被験者の経済、社会的環境が自制心とも関係があるという結果も出たようです。
明日食べられるかどうか保証が持てない貧困家庭で育っている子は、食べてしまう確率も高いのではないかとか。
私がこれを読んで思い出したのは、別のマシュマロ心理学実験で、これは「会話をする相手との信頼関係と自制心が関係してる」と感じさせられる実験でした
ビデオはこちら The Marshmallow Study Revisited
蓋のしまった瓶にクレヨンが入っています。
先生が「蓋を開けずに待っていられたら もっと大きなアートセットを持ってくるね」と言って部屋を去ります
被験者は2グループにわかれ
グループ1には、待っていられたら ペンやマーカー、クレヨンなどが沢山あるわくわくするようなアートセットを持っていきます
グループ2には、待って入られたんだけど「ごめんね、あると思ったんだけど勘違いで大きなアートセットがなかったの。でも この瓶の中に入ってるクレヨンでお絵かきはできるわよ」と言われます
グループ2の子供達は、せっかく待っていたのに、約束を守ってもらえず がっかりします
その後に、マシュマロを見せ、「これをすぐに食べてもいいけれど、戻ってくるまでまっていられたらもう1つあげる」とそれぞれのグループの実験します
すると最初の実験で信頼を築けたグループ1の子達は10分以上待てる子達もいたのですが、約束を守ってもらえずがっかりさせられたグループ2の子達は、3分程で食べてしまったという結果が出たそうです。
このビデオを思い出して、「貧困により約束を守りたくても、守れなかった」とか、貧困に関係なく親や先生が「子供に関心がない/子供との約束を軽くみている」そんな環境で育っている子は、もしかしたら自制心が育つ機会を奪われてしまっているのかな。。とも感じます
このマシュマロ実験のように、ゲーム感覚で遊べそうな内容から、日常の些細な「約束を果たしてもらえる経験」の積み重ねが、大人との信頼関係や、子供自身の自制心の成長を育む事とも関係がありそうですね
軽い口約束は純粋な子供の心を傷つけ、積み重ねれば「そんなのどうせ嘘でしょ。。。」となってしまうのかな。
子供が育つ環境、とても大事ですね
私もいくつかこの関連ビデオを見たことがあるのですが、2人一緒に行う実験というのを初めて見ました
ビデオはこちらThe marshmallow test: can children learn self-control?
年齢の異なる2人の女の子が被験者で、マシュマロを渡されます。
「食べたかったら すぐに食べてもいいけれど、もし僕が戻ってくるまで我慢できたら もう1つマシュマロをあげる」という実験です。
10分ほど、子供達は目の前のマシュマロ以外何もない部屋で 食べるか2つ目をゲットするか、葛藤する様子がビデオで撮られています
このビデオでは、低年齢の子が、舐めてしまったのをきっかけに我慢がきかなくなり食べています。年上の子はその様子に誘惑されながらも最後まで我慢することができて、2つ目のマシュマロを獲得しました
このビデオだけからは、年齢=自制心とは単純に言い切れませんが
2回目の実験を行なった場合は、目の前で「我慢できた事で2つめをもらった」様子を見ているので、年下の子も我慢できそうな気がします。 こういう遊び、もしかしたら自制心を鍛えるのに使えるかも!?
このマシュマロ実験は、幼少期の自制心が大人になった時の自制心にも関係があると言われるようになった実験のようです。ただ、どうやら2018年頃に参加してくれる子供達の社会経済環境も幅を広げ、大掛かりな再実験をした際に、被験者の経済、社会的環境が自制心とも関係があるという結果も出たようです。
明日食べられるかどうか保証が持てない貧困家庭で育っている子は、食べてしまう確率も高いのではないかとか。
私がこれを読んで思い出したのは、別のマシュマロ心理学実験で、これは「会話をする相手との信頼関係と自制心が関係してる」と感じさせられる実験でした
ビデオはこちら The Marshmallow Study Revisited
蓋のしまった瓶にクレヨンが入っています。
先生が「蓋を開けずに待っていられたら もっと大きなアートセットを持ってくるね」と言って部屋を去ります
被験者は2グループにわかれ
グループ1には、待っていられたら ペンやマーカー、クレヨンなどが沢山あるわくわくするようなアートセットを持っていきます
グループ2には、待って入られたんだけど「ごめんね、あると思ったんだけど勘違いで大きなアートセットがなかったの。でも この瓶の中に入ってるクレヨンでお絵かきはできるわよ」と言われます
グループ2の子供達は、せっかく待っていたのに、約束を守ってもらえず がっかりします
その後に、マシュマロを見せ、「これをすぐに食べてもいいけれど、戻ってくるまでまっていられたらもう1つあげる」とそれぞれのグループの実験します
すると最初の実験で信頼を築けたグループ1の子達は10分以上待てる子達もいたのですが、約束を守ってもらえずがっかりさせられたグループ2の子達は、3分程で食べてしまったという結果が出たそうです。
このビデオを思い出して、「貧困により約束を守りたくても、守れなかった」とか、貧困に関係なく親や先生が「子供に関心がない/子供との約束を軽くみている」そんな環境で育っている子は、もしかしたら自制心が育つ機会を奪われてしまっているのかな。。とも感じます
このマシュマロ実験のように、ゲーム感覚で遊べそうな内容から、日常の些細な「約束を果たしてもらえる経験」の積み重ねが、大人との信頼関係や、子供自身の自制心の成長を育む事とも関係がありそうですね
軽い口約束は純粋な子供の心を傷つけ、積み重ねれば「そんなのどうせ嘘でしょ。。。」となってしまうのかな。
子供が育つ環境、とても大事ですね