☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

4つの子育てスタイル1/4

2020-10-28 | 子供の発達関連
カナダに来て学んだ4つの子育てスタイル
子供の発達心理、脳の発達などの科学的根拠にも基づいている見解のようです

これは、子育て以外にも大人にも応用できる事だと思います
職場で部下がいる方も知っておくと 自分で考えて的確に判断できる良い人材が育つかもしれませんよ

学校の先生方は、知っていないとならない事だと思います。
これらをきちんと勉強されて子供の発達心理を理解している先生なら、学校内での高圧的な教育や教師によるいじめなど起こるはずがない。
もしかしたら先生ご自身にも幼少期から抱えるご自身が解決すべきトラウマがあるのかもしれませんが、それを次世代の子供につなぐ必要はない


4つのスタイルのうち好ましい子育てスタイルは1つ
です

私自身もそうですが、自分自身の疲れ具合や精神状態によって、こうでありたいけれど、今のはいけないアプローチ方。。という場面もあるので、多かれ少なかれ、みなさん それぞれのスタイルが場面場面で垣間見れるかもしれませんが、1番以外が常に。。という状況であれば、見直す必要があります

もしも、これからお話する1番とは ほど遠い状況にいる場合は、いきなりいつもだと、子供も親も急には変われないと思うので、親の心が参ってしまうと思います。その場合は この場面では!と小さな事から「親子共に できた体験」を積み重ねていくと、ステップアップできて良いのではないかと思います

プレイグループなどで関わる他の親子の言動から、心の中がモヤモヤザワザワする感じを受けた場合、もしかすると自分と異なる子育てスタイルを目の当たりにして、心がざわついているかもしれません。そんな分析にも役立つと思いますので参考にしてください

本題の4つの子育てスタイル1つめ

1: Authoritative Style 子供への必要な要求はある程度するものの、共感力、関心ともに高いバランスの取れた温かみのある子育てスタイルです

心身頭脳ともに健康な子に育って欲しいと望むなら、目指すは常にここです

子供の考えや気持ちに共感を示す事を前提に、改善して欲しい部分、我慢して欲しい事も伝える方法
子供からの要求にも、理不尽でない制限を設け、相手が納得する理由を伝えながら、子供の言動を好ましい方へ導いて行きます

子供の自己肯定感も高く育ち、自律性も育ちます
自分が尊重されているので、他人に対してもそういった気持ちを抱く事ができ、社会性も身につきます


例えば公園で そろそろ夕飯の支度もあるし、私は帰りたい。でも子供は楽しそうに遊んでいて帰る気配なし
この時に、「そろそろ帰るよ〜」と言ったら「嫌だー!」と言うお子さんも多いでしょう

そこで、「そっか、まだ遊びたいよね。滑り台楽しいもんね」(ここが共感部分)
「わかるよ、でもね そろそろ帰らないと ご飯作る時間がなくなってしまって、ママ/パパ困るんだ。。。(帰らなくてはならない理由) そしたらさ、あと3回やったら帰ろう」(妥当な制限を設ける) 

*私の経験上、ここで数の交渉をしてくる子にはやや少なめの数を設定し、子供が自分の要求よりも高い数字を出してきたら間をとって提案します

大抵、本人が納得している為、子供も3回滑ったあとに「帰るよ」と言っても「え〜!!!もっと遊ぶー」と言うかもしれないけれど
「さっき約束したよね。 ママもそろそろ帰ってご飯作らないと。まだ作る時間あるかなあ。。」などと言えば、しぶしぶであっても帰ります。

そしてここでも一言「ありがとう。 また遊びにこようね」(子供は我慢できたことを認めてもらえた)

これで、子供は要求を少し聞き入れてもらうこともできたし、ある程度の我慢も学ぶ事ができました

2、3歳くらいの子だと、ちょっとのお願いなら時間が許すなら 聞いてあげた方がその後もお互い楽です。
が、この時も「じゃあ、1回だけね」とか「これが最後ね」と制限を設ける事で、子供も「これが最後」と理解するんだなと感じます

0ー1歳児の納得させるのが難しい年齢のお子さんは、公園以外に気を引くアイテムを持っていくと良いと思います。
帰り道に、持ち歩けるお気に入りのおもちゃとか。それで、公園から離れたら、帰るチャンス!


お友達と喧嘩をした時も、きっかけが双方の気持ちや考えに相違がある場合は珍しくないので、理由を聞き、その考えや気持ちに「そう思ったのか」と共感を示します。その上で、「でもさ、こう言う言動をすると、相手はこう思うよね。怪我したら危ないよね。やめて欲しい気持ち、怒っている気持ちは伝えてもいいけれど、こう言えばいいと思うよ」
など、喜怒哀楽の感情に蓋をする必要はないし、そう感じたその子の気持ちを受け止め共感する事で、子供の気持ち、一旦落ち着きます。
その上で、こう言う時は、こういう言動にすると良いと思うよ。伝わると思うよと 別の好ましいやり方を提案することで、言動に改善が見られると私も経験上感じます。


もう1つ例をあげると

 夕飯前に「ねえ、アイスクリーム食べてもいい?」 (子供からの要求)
「え?今?もすうぐご飯だから ご飯の後ならいいよ」(制限を設けた提案)
「お願い〜!! ご飯もちゃんと食べるから!」 (さらなる子供からの要求)
「お腹が空いてるのはわかるけど、もうすぐご飯だから、今は我慢して。夕飯の後に食べよう」(共感+無理のない制限を守らせる)


大人側も頭を使いますよ! 自分自身の感情のコントロールも必要。
子育て、教育、決して簡単な事ではないけれど、自分自身も心と頭を鍛えられる絶好の機会だ!と思うと楽しく頑張れるんじゃないかな

長くなるので、4回に分けます。

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