☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

子育てスタイル3/4

2020-10-30 | 子供の発達関連
子育てスタイル3つめは

3:Permissive Style
目指す1番のAuthritative Styleと少し似ているのですが「制限」の設定が上手じゃない子育てスタイルです
子供への関心/共感力は高いのですが、要求度が低い傾向にあります

極端にいうと子供からのお願いを、みんな聞いてしまう(許可/承諾してしまう)タイプです

このタイプの親御さんや先生は、共感力はあるので、ここまではOKでもここからはNOという「制限/約束」をきちんと定めて、それを「常に守る」事を心がけると、1番にスキルアップできます。

たまに、1番だけどたまに3番になっちゃう。。。私自身も、身に覚えがあります、現在も日々反省しながら学び中。

ちなみにPermissive Style で育ったお子さんは
フラストレーションを感じやすくなったり
直情的、衝動的な傾向が強くなる傾向もあるようです

この日はこれでOKと言われたのに、この日はNOだった。など
制限や約束を守る日もあれば、緩む日もあると、子供の心を混乱させ、情動を不安定にさせてしまう原因になるのかもしれませんね
「決めた制限/約束はいつも実行」 心に刻もう。

*この制限が、子供の発達心理から大幅にずれ、大人の都合や感覚のみで一方的に決めた場合は、コントロール型になってしまうので、注意です。

例えば、自分自身が仕事で忙しい。
子供が「ねえ、ゲームあと1時間やってもいい?」
本当はもう約束の時間は過ぎているのに
自分の仕事もあって静かにさせておきたいので、そのまま要求を飲んでやらせてしまう。
でも別の日には、きっちり時間を守らせる。子供は親の気まぐれな対応に困惑。フラストレーションもためてしまうのかも。

出かけ先では、買って欲しい物を制限なく買い与えてしまう。

子供同士で遊んでいる時に、他の子も使いたがっているけれど、うちの子が使いたがっているから、制限を設けず我が子が飽きるまでずっとそれを使わせる

*余談ですがこの場合、ある程度は構わないと思いますが、子供にも他の子が使いたくて待っていることを伝え、少し遊んだら 相手の子に譲る事を教えると、2、3歳の子でもある程度満足すると「はい」とその子に渡せる場面に何度も遭遇した事があります。

時々「貸して」と言われたら すぐに「はい」と譲るようにする親御さんもいらっしゃいますが、自分の子供よりも相手のお子さん優先という気持ちも理解できるのだけど、自分のお子さんにも「今これで楽しく遊んでる」という意思があるので、それを無視して

「ほら、貸してって言われたから、はいでしょ!」と相手の子に使っていたおもちゃを渡してしまうのは 2番のコントロールタイプのやり方だと思います。

なので、相手のお子さんにも「これで遊びたいんだね。今Aが使ってるから、終わったらBに渡すからちょっと待っててね」と言えば良い事だし、自分のお子さんにも「Bもこれで遊んでみたいんだって。 これ1つしかないから、一緒に使うか、もう1回使ったら、Bにも貸してあげようか」とか「遊び終わったらBに貸してあげようね」と言うと、子供も大抵理解します。
それでも遊び続けようとする子には「B、ずっと待ってるよ。そろそろ はいってできるかな?」とか「今その子が何をしてるのかを確認して、それに対してのきりの良い小さなゴールを提案するように」声かけると、段々そうなっていきます。
そして、貸す事が出来た時は「はいってできたね。ありがとう。」「Bも待っていてくれてありがとう」と出来た事を伝えると次回に繋がります

貸してがまだ理解できないお子さんは、「別の楽しそうな物に意識をそらす作戦」も、無理に取り上げたりするよりは気持ちよく状況を変えられると経験上感じます。

アイスクリームの例で言うと
夕飯前に「ねえ、アイスクリーム食べてもいい?」 (子供からの要求)
「え?今?もすうぐご飯だから、ご飯食べた後ならいいよ」(制限を設けた提案)
「お願い〜!! ご飯もちゃんと食べるから!お願い!」 (さらなる子供からの要求)
「ちゃんとご飯も食べるなら。。。いいよ」(あったはずの制限が破られ、子供の要求を飲んでしまった)

ああ。。頭が痛い。。私もこれと同じような事を時々やってしまっている〜!!!

で、ご飯もちゃんと食べるなら まーいいかなとも思ってしまうけど
「もうお腹いっぱい」と、残されると、なに〜!!さっき食べると言ったじゃないかー!とイライラが募ります。
でも、「許可をしたのは私」 そうなの。ここ忘れてはいけません!

子育てで迷うことの1つとして、子供の要望や要求を聞き入れてしまうと「わがままな子」に育ってしまうのではないか。という心配があるように思います。

この「わがまま」になってしまうか、そうでないかの境界線を作るポイントは、「一定した制限」があるかないか。つまり、そこが1番のAuthoritative と3番のPermissiveの違いなのかなと思いました

でもここに共感力がなくコントロールするようなやり方だと、2番のAuthoritarianになってしまい、その子は自分で感じた事から自分で考えて論理的な解決策を出すことができないし、気持ちや考えを押さえつけられてしまっているので、心にしこりがたまりますよね

子供が感じている気持ち、考えていることは「間違っている/今はその時じゃない」と思っても、「共感を示す」
共感というのは、その意見や考えに賛同するというよりは、そういう気持ちなんだね。そう考えていたんだねと、理解を示す事だと思います

共感+良い事やできている事、頑張った事はそのまま認め/受け入れる
よくない言動の場合は、「こうすればもっとよかったよね/こう伝えればよかったよね」とより良い方向へ進める方法を伝える
1回、2回言っただけでは、改善されないことも多いと思います
お子さんの発達スピードによっては、年単位でかかる事もあるかもしれません

でも、子供時代に、沢山そういった積み重ねができたら
自制心、自尊心、共感力ともに高い大人になってくれそうですよね

子供からの「お願い♪」につい「まーいっか」と思ってしまう方
心苦しいけど、親子共に小さな訓練を積み重ねればきっと1番のスタイルへ行けるはず!

親自身が時間がなくて、本当は我が子の事を一番に考えたいのに
日々別の事で頭いっぱい状態だと、立ち止まってゆっくり考える時間を作るのも大変だと思うけれど
共感+どんな「制限」が常に親子にとって守れるベストか。。。1番のスタイルの親や先生はそれをやっているのだと思います

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初雪。。。

2020-10-30 | 日常の出来事
初雪と言っても、積もるほどではありませんでしたが、東京のクリスマスあたりに雪がちらつき「わ〜雪だ〜」くらいの量かな



でも、朝起きて、ほんのり屋根に見える白いものが「霜」ではなく「雪」であった事に、ついに今年も来たか。。。と思ったのでした。

子供達は初雪だるまが作れるのはいつかな〜とワクワクしているようです

ここ、5、6年はかなり暖冬が続いていてカナダに来た頃の冬と比べると随分過ごしやすいなと感じるけれど、
私は夏の方が好きだな〜

日曜日にまた雪がチラつきそうな予報です。 今年はスノータイヤも買い替えで新品がついているので安心

来週末はまた少し暖かくなるようですね。どうせなら、明日暖かかったらいいのに。ハロウィーンだしね。

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