☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

異文化混合の良さと大変さ

2023-11-18 | 学校関係
カナダに住み始めてもうすぐ18年。 こちらでの文化や習慣に触れ、また多様性やインクルーシブに関する勉強をし、教育現場に関わる機会などを通じて色々と感じる事があります

私個人としては、世界各地の様々な宗教、文化、習慣を知る機会として、それぞれの行事についても「こういう宗教や国があり、こういう歴史や意味のある行事なんだよ。こんな事をする習慣がありますよ」と、それを強要するのではなく、あくまでも「文化の紹介と共有」という観点で 伝える事や、それをよく知る人をゲストで招いて子供達の発達レベルに合う話を聞けたり、写真を共有してもらったり、本やビデオを見る。という事は多様性を学ぶ良い機会だと思いっています。特に、クラスメイトにその文化に馴染みのある生徒がいるならば。

実際、先日ちょこっとその場にいた幼児教育の現場でも、それらを尊重する形で 共に祝杯はしないけれど、最近だとヒンドゥー教の暦での新年を祝うディワリという行事があり、花火や、キラキラした装飾の塗り絵などを使って、子供達に説明をしていました

でも、学校現場ではあえて触れない。。。傾向に最近あるみたいです。

カトリックの学校はクリスマスをお祝いするのかもしれませんが、うちの子達が小さかった頃からもパブリックの学校ではクリスマスという表現を用いる事はなかったです。 キリスト教以外の家族も多いのでね。そこは納得。でも、あえて拒絶する必要もないのではないかと。。個人的には思います。

幼児教育の勉強の中でも、「冬休みはどんな過ごし方をしますか」というようなテーマでの会話やアクティビティが推奨され、答えは十人十色。それぞれの宗教や国の行事、それらがない場合は それはそれでOK.家族と旅行する。暖かいところへ行く。スキーへ行く。日本の一般的な過ごし方だったら、年末に大掃除をすることや、おせち料理、お年玉、家族で集まる。そんな習慣が年末年始にある「お正月」を堂々と紹介したらいいのです

だから、「冬」をテーマにした創作活動はしても、学校でクリスマスツリーやサンタクロースを作ったりはしない。。。な。

だけどね、近所を歩けば、クリスマスツリーをあちこちで見るし、キリスト教の信仰に基づいて庭先に キリスト誕生の馬小屋と人形を設置するお家もあるんですよね。 それらを見た時に、「あれ何?」と思うのも普通な事(実際私はカナダに来たばかりの頃に思いました)で、それに対して 答えられる程度の知識は子供達も教養として学んでも良いのではないかと。。。思うところもあります

カトリック教会が長年 他民族や宗教の人達へしてきた事に大いなる疑問と憤りもありますが、純粋に日々の平和を願って信仰している方達もいるからね。 その人達の信仰を妨害したり、肩身の狭い気持ちにさせる必要はないと思うんですよね。

サンクスギビングや、ハロウィンについては、うちの子達がキンダーの頃は、ハロウィンパーティーをクラスでしたりしていましたが、最近はしないみたいですね。

理由は、家族それぞれ文化、習慣、宗教も異なるので、これは紹介するけれど、これはしない。。。という事が生じるをややこしくなるので、あえて触れない。。という方向に進んでいるような話です。 確かに生徒数を考えれば納得でもあり、逆にインクルーシブ視点で考えると 逆行しているようにも感じ複雑な心境です。

スクールボードのインスタをフォローしていますが、それを通じでほぼ毎週何かしらの「記念日」が通知されるので、確かにこれらに全部触れていたら、授業どころではなくなる?

ただ、今年になって初めて知って、「無知」というのはよくないなあ。。と感じた事がありました。それは「サンクスギビング」について。です。

ダラダラ長引きそうなので、次に書きます。




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