toty日記

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「何かが変だ」

2007-07-25 18:15:16 | 
最近読んだ本のうち、
「夕顔」白洲正子
で、いろいろ共感するところがあり、
「次郎と正子(娘が語る素顔の白洲家)」牧山桂子
を買ってきて読んでみた。

夕顔に書かれた正子のエッセーは、
人の心を慮り、出すぎず、
でも、好奇心はいっぱいで、
なかなか好感がもてるが

娘の手にかかると
お料理はいっさいしない、
自分のことだけに関心があって、
子供が用があっても顧みない、
骨董類など、物欲がすさまじい、となる。

もちろん、肉親の愛があったうえでの記述だから
突き放しているのではない、
かえって、愛すべき親として書かれているのだが

まあ、普通の親ではない。
今日のタイトルは、この本の冒頭、
娘が感じた白洲家の印象だ。

ことほどさように、「書く」ということは
自分に都合がいいように書けるということで、
身近にいるものにとっては、
何をいっている、という気分になるのかもしれない。

いい意味で、ちょっとびっくりした。


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写真は、蓼科の野菜畑。
ズッキーニが、こういう形でなるというのを
今回初めて知った。