あ・り・が・と・う

病院での出来事。

お医者様の説明では、
危機的状況は乗り越えた。

一時の生気のない顔につやがもどり、
むくみきっていた手が、不思議なほどしぼんだ。
腎臓や他の臓器も少しずつ機能を回復してきているとのこと。

3日には人工呼吸器をはずすことができ、
かすかに、息のみであるが話そうとしていた。

昨日は、「あ・り・が・と・う」と
はっきり声として聞き取ることができた。

年末には、もう年をこすことは無理かもといわれていたことから考えると
奇跡に近いと、お医者様もおっしゃる。

貧血気味なので、２回輸血をしたら
かなり力がでてきて、
今日からは経管ながら、栄養を胃にいれることが
出来る状態になった。

胃が動くようになれば、他の臓器も連動していい方向に回りだすことが
期待できるとのこと。

最初の言葉が、ありがとうで、
万感の思い。


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