山本譲司著、累犯障害者。
今までタブー視されていた知的障害者を
真正面からとりあげた本。
秘書給与詐欺で入獄し、「獄窓記」を書いた後、
今回のこの本である。
知的障害者は、犯罪が起きた時と、
障害者なのに頑張っているという、
極端な例でしか世の中には登場しない。
内容を全ては書ききれないが、
著者が獄中で知り合った知的障害者の存在から
障害者、特に軽度の知的障害者のおかれている状態を
突っ込んで取材していく。
どうにか日常の生活はこなせるが
情況を判断したり、善悪を判断するすべをもたず、
犯罪をおかしても、公判で用いられる言葉を理解できず、
刑務所が一番落ち着く場所となる。
言葉を獲得するということは、
社会性を得るということに通じるのだが、
そこが欠落したがために、犯罪にいたる例。
どのページからも、重い課題が突きつけられる。
差別につながると、触れられないことの多い問題、
もっと、光を当てて考えていかないと、
と、思わされる。
その中に、著者が入獄していたと知ると
急に親しみをもって、話してくるという場面が、
何回かでてくる。
高いところから物言う人には話そうとしないが
共通点があると、コミュニケーションが
とれてくるということ。
言葉が通じるということは、
お互いが心を開いたところにしか成立しない、
これって、どの場面でも応用できるような気がした。
今日は、読書感想文。
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累犯障害者 クリック!
写真は、柳川のさげもん、
レオさんがポンピシャであててくれました。
今までタブー視されていた知的障害者を
真正面からとりあげた本。
秘書給与詐欺で入獄し、「獄窓記」を書いた後、
今回のこの本である。
知的障害者は、犯罪が起きた時と、
障害者なのに頑張っているという、
極端な例でしか世の中には登場しない。
内容を全ては書ききれないが、
著者が獄中で知り合った知的障害者の存在から
障害者、特に軽度の知的障害者のおかれている状態を
突っ込んで取材していく。
どうにか日常の生活はこなせるが
情況を判断したり、善悪を判断するすべをもたず、
犯罪をおかしても、公判で用いられる言葉を理解できず、
刑務所が一番落ち着く場所となる。
言葉を獲得するということは、
社会性を得るということに通じるのだが、
そこが欠落したがために、犯罪にいたる例。
どのページからも、重い課題が突きつけられる。
差別につながると、触れられないことの多い問題、
もっと、光を当てて考えていかないと、
と、思わされる。
その中に、著者が入獄していたと知ると
急に親しみをもって、話してくるという場面が、
何回かでてくる。
高いところから物言う人には話そうとしないが
共通点があると、コミュニケーションが
とれてくるということ。
言葉が通じるということは、
お互いが心を開いたところにしか成立しない、
これって、どの場面でも応用できるような気がした。
今日は、読書感想文。
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累犯障害者 クリック!
写真は、柳川のさげもん、
レオさんがポンピシャであててくれました。