両横綱不在の大相撲初場所、優勝したのは再入幕して幕尻の徳勝龍でした。
豪栄道が大関陥落、10勝で大関復帰の高安が負け越し、両小結も負け越すなど上位陣総崩れの場所でした。それでも14勝1敗は立派な成績だし、千秋楽で大関貴景勝を破った相撲もナカナカのものでした。
写真は2015年の夏場所で木瀬部屋の朝稽古を見に行ったときのものです。当時は前頭五枚目で部屋頭でしたが成績が低迷し2017年に十両に落ちました。昨年2019年9月場所で十両優勝して再入幕、勢いそのままに平幕優勝もかっさらってしまいました。
胴が長いし、体があるのに引きが多いので不細工な力士だなと思っていましたが、先場所から一皮むけたみたいです。出身の近大相撲部の監督が場所中に急死されたり色々注目を浴びた場所でしたし、優勝の瞬間は涙を浮かべていました。必殺の突き落としがビックリするくらい決まってましたから千秋楽の相撲が意外に思えるほどでした。良かったね。
それから十両の優勝は大関経験者の照ノ富士でした。13日目無敗で優勝。こちらも十両に復帰したばかりでの優勝ですから凄いです。そして徳勝龍と同部屋の宇良が序二段優勝したそうですから木瀬部屋には縁起が良い場所でした。
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