毎朝散歩コースで見かける建築中の家の話題である。
半年前には殆ど出来上がっているように見えた。でも外回りに柵が張り巡らしてあり、ときどき工事業者が来ていた。先月にはそんな柵も取り外され、あとは外構だけ。でも入居しようと思えばできそうになっていた。そんなころに初めて気が付いた。
このお家の裏側から見た写真である。家の左端に黄丸で囲んだポールが立てられていた。
下の写真はお家の横の通路から見たもの。今度はポールが3本立てられている。
そのポールの根元を確認してみると、建物本体に鎖でガッチリ繋がれている。
おまけにエアコンの室外機も架台が建物本体にセットしてあり、かなり高い位置に据え付けられている。
ここは長良川を見下ろす中堤防上。土地利用区画では河川敷に相当する立地。長良川が増水すると水に浸かるリスクが非常に高い。そのため床下・床上を問わず浸水したとき、洪水に流されないようにしてあるのではないかと想像した。
このポール、裏に2本、表に1本、東側に2本、西に3本の合計8本立てられている。
ちなみにこの家、建てたのは一条工務店という建築会社。そのサイトで調べてみた。『流されない家 一条工務店』で検索すると『一条工務店 耐水害住宅』というワードが出てきた。
・フロート弁付き床下換気口 ・逆流防止弁 ・高い水密性と衝撃に強い窓 ・浮上タイプ – 係留装置仕様 –
など。窓が2重どころか3重窓だというのは知っていたが、その他のシステムにはびっくりポンである。
耐震性とか気密性とか結構いいことだらけだけど、デメリットは高価なことに尽きるね。
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