KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

ホタルとビジネス

2008年08月05日 | 世の中あれこれ
鈴鹿8耐でラスト30分くらいの時間帯は、日が沈みバイクの
ライトがまるでホタルのように見える。

特に、シケインでハンドルを切り返した時のライトが
パッ、パッと明るくなる感じや、最終コーナーを回りこんで
くる時のライトの明かりが何とも言えない雰囲気を出してくれる。

鈴鹿最終コーナーのホタルのようなレーサー


ところが、ホタルビジネスが生態系を破壊している
レポートを読んで残念に思った。


========(抜粋)============

ホタルの里、と謳えば人が集まる。
しかし、安易に人を呼ぶための“ふるさと作り”は
間違いだらけ。とりあえずホタルを飛ばせば地域が活性する
という間違った発想が、生態無視のホタルビジネスを生んでいる。

東京でも今年はずいぶんいろんな場所でホタルが放たれた。
表には見えないが、その背景には、ホタルを商いする業者がいるのだ。
筆者の知り合いの移動動物園の園長も、ほぼ毎年、料亭などに依頼されて、
近県の生息地に出かけてホタルの捕獲を続けてきた。

「夏になるとな、ホタル欲しいというお客さんが多いんや、
頼まれれば、獲りに行くしかしゃーないやん、
はっきり言いたあないけど、源氏(ボタル)で
1匹150から200円するんとちゃう」

戦前まで繁盛したという「蛍問屋」
(滋賀県守山市が有名。戦前まで100軒を超すホタルの問屋が軒を並べていた)
をほうふつさせる話だ。需要は年々高まる一方という。

「自然とか環境とか、今しは流行だもんで、
とにかくホタルは人気が出てきたな、
源氏が一番光が強いから人気やけど、
光れば、平家(ボタル)でもいいんとちゃう」

西日本と東日本で光り方に大きな違いがある。
西の源氏ボタルは2秒間隔で明滅を繰り返すが、
東日本では4秒と長い。
東西はフォッサマグナで分かれるといわれる。

「ホタルビジネスは今や2億とも3億円ともいわれています、
ホタル業者によって人工飼育されたホタルが、
料亭や観光スポット、イベントなどに売られているわけです、
そういった場所でホタルさんを見た人は、
鮮烈な記憶としては残らないのではないですか、
ほんとうのホタルの光を見た人には、その光が、
いかに心を慰めたか、心地良い印象として記憶されるはずです」

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詳細は、
「ホタルで町おこし」の大きな間違い:
NBonline(日経ビジネス オンライン)



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