作家であり、教育者でもある乙武洋匡さんのブログ、『佐村河内氏(名義)の作品を酷評する人々の心理とは』を読んで、
「コンテンツ」から「コンテクスト」という概念と流れを勉強しました。
乙武さんによると、「コンテンツ」とは、小説や映画、音楽の「中身」そのもの。
コンテクストとは「文脈」のことで、作品自体に、「どんな人物が」「どのように生み出したのか」
という物語を付与することで、人々の関心を誘い、作品への評価を高めようとするものとのことです。
そして、「コンテンツ」を重視するのか、「コンテクスト」を含めて評価するのか
どちらかが正しいのではなく、どちらも正しくて、単に、評価の結果に違いがあるだけとのことです。
ただし、自身の幼少期からの経験に基づいて、コンテクストに障がいの要素が
入ることに抵抗があるようですし、ご自身も性同一性障害の方の作品を聴いて、
その傾向が出てしまうことを認めてらっしゃいます。
■コンテンツからコンテクストへ:コンテクストデザイン戦略の可能性:オピニオン:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
モノが普及し溢れてくると、販売量が増えず、買い替え時には、同じような
品質や性能ならば、価格の安いモノに流れてしまう傾向があります。
まさしく、そのような時代にあって、「コンテンツを超えたコンテクストの力」が要求され、
「単品で売るな、コンテクストで売れ」という掛け声が生まれてくるのでしょう。
私の身近なところでは、バイクで「コンテクスト」の時代を感じます。
1000cc以上のリッターバイクで、一番売れているのはアメリカのハーレーダビッドソンです。
ハーレーのマーケティングで有名なのは、「モノを価格で売らずに、コトを価値で売る」
「シェアではなく、顧客の感動を追う」というコンセプトです。
オートバイという「モノ」を売るのではなく、ハーレーで楽しむという「コト」を売る
「ライフスタイル・マーケティング」を構築したのがハーレーダビッドソンなのです。
ハーレーは、「ライフスタイル、 10の楽しみ」を確立し追求しました。
出会う楽しみ=ハーレーのある所、仲間は集う!
創る楽しみ=楽しみ世界でたった一台の分身!カスタム化!
選ぶ楽しみ=夢を満たす選択!
など、①乗る楽しみ、②出会う楽しみ、③装う楽しみ、 ④創る楽しみ、⑤愛でる楽しみ、
⑥知る楽しみ、 ⑦選ぶ楽しみ、⑧競う楽しみ、⑨海外交流の楽しみ、⑩そして大きな満足など10の楽しみ
まさしく、「コンテクスト」中心のマーケティングで成功しています。
日本の4大メーカーは、最近、ホンダやヤマハが脱皮しつつありますが、
性能、馬力、価格重視の「コンテンツ」マーケティングです。
特に、スズキが二輪部門の赤字が続き、「コンテクスト」の展開ができていません。
■落ち込む二輪市場で独走するハーレー、成長を続ける秘訣は? 日経トレンディネット
「コンテンツ」から「コンテクスト」という概念と流れを勉強しました。
乙武さんによると、「コンテンツ」とは、小説や映画、音楽の「中身」そのもの。
コンテクストとは「文脈」のことで、作品自体に、「どんな人物が」「どのように生み出したのか」
という物語を付与することで、人々の関心を誘い、作品への評価を高めようとするものとのことです。
そして、「コンテンツ」を重視するのか、「コンテクスト」を含めて評価するのか
どちらかが正しいのではなく、どちらも正しくて、単に、評価の結果に違いがあるだけとのことです。
ただし、自身の幼少期からの経験に基づいて、コンテクストに障がいの要素が
入ることに抵抗があるようですし、ご自身も性同一性障害の方の作品を聴いて、
その傾向が出てしまうことを認めてらっしゃいます。
■コンテンツからコンテクストへ:コンテクストデザイン戦略の可能性:オピニオン:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
モノが普及し溢れてくると、販売量が増えず、買い替え時には、同じような
品質や性能ならば、価格の安いモノに流れてしまう傾向があります。
まさしく、そのような時代にあって、「コンテンツを超えたコンテクストの力」が要求され、
「単品で売るな、コンテクストで売れ」という掛け声が生まれてくるのでしょう。
私の身近なところでは、バイクで「コンテクスト」の時代を感じます。
1000cc以上のリッターバイクで、一番売れているのはアメリカのハーレーダビッドソンです。
ハーレーのマーケティングで有名なのは、「モノを価格で売らずに、コトを価値で売る」
「シェアではなく、顧客の感動を追う」というコンセプトです。
オートバイという「モノ」を売るのではなく、ハーレーで楽しむという「コト」を売る
「ライフスタイル・マーケティング」を構築したのがハーレーダビッドソンなのです。
ハーレーは、「ライフスタイル、 10の楽しみ」を確立し追求しました。
出会う楽しみ=ハーレーのある所、仲間は集う!
創る楽しみ=楽しみ世界でたった一台の分身!カスタム化!
選ぶ楽しみ=夢を満たす選択!
など、①乗る楽しみ、②出会う楽しみ、③装う楽しみ、 ④創る楽しみ、⑤愛でる楽しみ、
⑥知る楽しみ、 ⑦選ぶ楽しみ、⑧競う楽しみ、⑨海外交流の楽しみ、⑩そして大きな満足など10の楽しみ
まさしく、「コンテクスト」中心のマーケティングで成功しています。
日本の4大メーカーは、最近、ホンダやヤマハが脱皮しつつありますが、
性能、馬力、価格重視の「コンテンツ」マーケティングです。
特に、スズキが二輪部門の赤字が続き、「コンテクスト」の展開ができていません。
■落ち込む二輪市場で独走するハーレー、成長を続ける秘訣は? 日経トレンディネット