KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

横文字の乱用が気になります

2021年09月29日 | 世の中あれこれ
2021年9月28日のある新聞記事の抜粋です。

大阪府摂津市で3歳の男児が熱湯をかけられて死亡し、23歳母親の24歳交際相手が
逮捕された事件で、摂津市と吹田児童相談所が事件約1か月前にネグレクト(育児放棄)と
判定していたが一時保護などの対応は取らず、従来通りの見守りが継続されていただけの
行政側の認識と対応の甘さが問題になっている事件がありました。


このときに思ったのが、なぜ「ネグレクト」という横文字を業界で使っているのか?
ということです。
なぜ、「育児放棄」というわかりやすい日本語を使わないのか?


ネグレクト(neglect)とは、児童虐待、障害者虐待、高齢者虐待、患者虐待のひとつ。
子供に対するネグレクトは育児放棄、育児怠慢、監護放棄とも言うそうです。


児童福祉、心理学などでの専門用語だと思いますが、
児童相談所などで「ネグレクト」と専門用語を使って「育児放棄」というわかりやすい
言葉を使わなければ、加害側の親や周りの大人たちも理解が進まないでしょう。



日本人は明治維新以降、欧米の文化や技術を積極的に取り入れ、
Baseballを野球と訳したり、Societyを社会などと訳してきましたが、
いつの頃からかそのような努力が薄れ、そのままカタカナ用語として
日本語になってきました。


しかし、横文字のカタカナ用語を使わなくてもいいのに、カタカナを好む人もいます。
その方が、他の人より上に立っているというマウント意識や特権意識が高いのでしょう。

東京都知事の小池さんなどが典型的です。


新型コロナで1年半以上グタグタ状態が続いていますが、横文字・カタカナ用語が蔓延しました。


ロックダウン・オーバーシュート・クラスター・ソーシャルディスタンス・ステイホーム等など
できの悪い「専門家」が使ってマウントを取っていたのが呆れます。



「オールドマスコミ」の使命として、取材時に横文字やカタカナ用語が出たときに
右から左に情報を垂れ流すのではなく、日本語を流通させるようにマスコミ業界として
用語を統一して日本人の理解を深め、問題意識を高めていくことが大事だと思います。





【「横文字」・「カタカナ言葉」横行に関する過去のブログ記事】

エバンジェリスト【evangelist】 - KOfyの「倍行く」人生 2007年2月6日

弱った会社の前兆 - KOfyの「倍行く」人生 2009年3月12日

バックビルディング現象とレインバンド現象 - KOfyの「倍行く」人生 2014年8月22日

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