岡山県のある町に茶トラと黒のノラにゃんのコンビがいました。それはある冬のことでした。
茶トラ「冬はきついよなぁ~。なんとか安住の地を見つけたいなぁ」
黒「そうだよなぁ。でも、もはや子猫ではなくなっちゃったから、プリティで売り込んで保護してもらうにも限界があるんだよなぁ~」
などという会話はしていなかったと思いますが、ごはんと寝場所を求め、さすらいの日々を送っていました。
そんなある日、放浪の末にある会社にたどり着きます。
「あら、にゃんこだ。どっから来たの?」などとやさしく声をかける一人の社員。その声を聞きつけて、にゃんこ好きの社員が集まり始めます。
「お腹すいてないかな? 何か食べ物を上げようよ」
などとお弁当の分け前をもらえることに。こうしてノラにゃんコンビは、この会社にこっそりと住み着くことになりました。
そんなある日、会社が属するホールディングスの社長さんが視察に訪れます。
それを聞きつけたにゃんこコンビ、「いつもお世話になっている社員さんの社長さんの訪問だ。私たちも粗相がないように社長さんを出迎えなければいけないねぇ」ということで、そろって玄関でお出迎え。
それを見た社長さん。にゃんこと社員を交互に見ながら尋ねます。
「この会社は、いつからにゃんこを飼っているんだ?」
「いや、飼っているわけではなくて勝手に住み着いているだけでして…」
「なんだとぉ~。最近では家族でさえ迎えに来ない私を玄関まで迎えに来てくれる律儀なにゃんこだぞぉ~。ちゃんと飼ってあげなさい! いや、今日からこの会社の社員にしなさい!」
ということで、正式に入社を許可されることになりました。肩書は、当直社員の相手をする「安全管理夜回り担当委員」。こうして、役割を与えられたにゃんこコンビは、給料として毎日キャットフードが支給され、暮らし向きも改善。無事に安住の地を手に入れたのでした。
実はこの会社、あの人気の「たま駅長」を誕生させた和歌山電鉄と同じグループの会社。そのこともあって、社長さんも「にゃんこは大事に! しっかりかわいがるように!」と指示。事務所の中には住処も用意されるという厚遇ぶりなんだそうです。
しかもこの会社、運送会社なのですが、にゃんこコンビが来た08年1月以来、会社の約65台のトラックが起こした事故は16カ月間でゼロ。約530台あるというグループの貨物輸送部門全体でも昨年の1年間で、前年の約4割まで事故が減ったんだそうです。
「これはやはり、2匹の癒やし効果の影響だろう。それとも安全を招くにゃんこだったのかも?」ということで、たま駅長も受賞したグループ内の優秀な社員に贈られる「トップランナー賞」を受賞。今や、会社にはなくてはならない存在になっているようです。
ちなみに今回の写真は猫ベッドをふみふみするキジロウ。我が家はコイツが来てから、置き物の落下事故と切花の損壊事故が多発するようになりました。無事故招きにゃんこの爪のアカでも煎じて飲ましてやりたいです。
ところで、毎度のことですがたっちーのお届けするにゃんこニュースは妄想を暴走させて力いっぱい脚色しています。正確なニュースはこちらをご覧ください。
茶トラ「冬はきついよなぁ~。なんとか安住の地を見つけたいなぁ」
黒「そうだよなぁ。でも、もはや子猫ではなくなっちゃったから、プリティで売り込んで保護してもらうにも限界があるんだよなぁ~」
などという会話はしていなかったと思いますが、ごはんと寝場所を求め、さすらいの日々を送っていました。
そんなある日、放浪の末にある会社にたどり着きます。
「あら、にゃんこだ。どっから来たの?」などとやさしく声をかける一人の社員。その声を聞きつけて、にゃんこ好きの社員が集まり始めます。
「お腹すいてないかな? 何か食べ物を上げようよ」
などとお弁当の分け前をもらえることに。こうしてノラにゃんコンビは、この会社にこっそりと住み着くことになりました。
そんなある日、会社が属するホールディングスの社長さんが視察に訪れます。
それを聞きつけたにゃんこコンビ、「いつもお世話になっている社員さんの社長さんの訪問だ。私たちも粗相がないように社長さんを出迎えなければいけないねぇ」ということで、そろって玄関でお出迎え。
それを見た社長さん。にゃんこと社員を交互に見ながら尋ねます。
「この会社は、いつからにゃんこを飼っているんだ?」
「いや、飼っているわけではなくて勝手に住み着いているだけでして…」
「なんだとぉ~。最近では家族でさえ迎えに来ない私を玄関まで迎えに来てくれる律儀なにゃんこだぞぉ~。ちゃんと飼ってあげなさい! いや、今日からこの会社の社員にしなさい!」
ということで、正式に入社を許可されることになりました。肩書は、当直社員の相手をする「安全管理夜回り担当委員」。こうして、役割を与えられたにゃんこコンビは、給料として毎日キャットフードが支給され、暮らし向きも改善。無事に安住の地を手に入れたのでした。
実はこの会社、あの人気の「たま駅長」を誕生させた和歌山電鉄と同じグループの会社。そのこともあって、社長さんも「にゃんこは大事に! しっかりかわいがるように!」と指示。事務所の中には住処も用意されるという厚遇ぶりなんだそうです。
しかもこの会社、運送会社なのですが、にゃんこコンビが来た08年1月以来、会社の約65台のトラックが起こした事故は16カ月間でゼロ。約530台あるというグループの貨物輸送部門全体でも昨年の1年間で、前年の約4割まで事故が減ったんだそうです。
「これはやはり、2匹の癒やし効果の影響だろう。それとも安全を招くにゃんこだったのかも?」ということで、たま駅長も受賞したグループ内の優秀な社員に贈られる「トップランナー賞」を受賞。今や、会社にはなくてはならない存在になっているようです。
ちなみに今回の写真は猫ベッドをふみふみするキジロウ。我が家はコイツが来てから、置き物の落下事故と切花の損壊事故が多発するようになりました。無事故招きにゃんこの爪のアカでも煎じて飲ましてやりたいです。
ところで、毎度のことですがたっちーのお届けするにゃんこニュースは妄想を暴走させて力いっぱい脚色しています。正確なニュースはこちらをご覧ください。