先日、「猫と金魚」という落語をご紹介しました。
猫の登場する落語で有名なのが、古典落語の「猫の皿」。名人と言われる方で楽しめます。
ネット情報では、現代にアレンジした噺もあると伺ったのですが、聴いたことないなぁ。古典落語の「猫の皿」は「絵高麗の梅鉢茶碗」ですが、現代風にアレンジするなら、有名どころの古伊万里とか今見ても絵柄がポップな織部焼あたりがいいかも?
噺の中に猫はほとんど登場しませんが、「猫の災難」「猫久」なんてのもあります。
「化け猫」の噺もあって、代表とも言えそうなのが「猫の忠信」でしょうか。
この他にも、タイトルに猫がついている落語がたくさん。アニメと同じ「猫の恩返し」なんてのもありました。
江戸落語と上方落語によっても違いがあるようですが、明治までに作られた古典落語の数は約800で、現在高座に掛けられているのは、その内の300~400席程度と言われています。
調べるとまだまだ猫の落語がありそうです。
新作落語では、三遊亭白鳥師匠の「わんにゃん物語」なんてのもあります。現代の話でフツーに人と犬や猫が会話していますが、心が通じなくなると会話ができなくなります。幅広い年齢層が楽しめる落語だと思いますが、白鳥師匠以外でできる噺家さんはいそうもありません。
落語で私の最大の自慢は、今は亡き人間国宝・柳家小三治師匠の落語を新宿末広亭の一番前で観たこと。落語好きの友人と出待ちもしました。
ちなみに今回の写真は『ラーメン赤猫』を熱心に鑑賞するちくわ。
ラーメンを作ろうと思っているのではなく、食べたいと思っていると推測されます。
そうなんです。実はちくわは、とっても食いしん坊なんです。
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