金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子

2020-11-27 15:35:27 | 金繕い教室「器再楽」

昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。

 
今回は会場が狭く6名の参加でした。

 

この日の繕いの品物は。

 

久しぶりに参加してくれた若い女性の作品。

子育てに忙しいとのこと。

銀の丸粉を蒔いていたので、その後が気になっていたのでしたが。

この日は粉固めですね。

 

次々と同じ品物を持ってこられる方、黒艶漆を塗って終了ですね。

4枚目だったかな。

 

欠けた部分とひびの入った部分のある品物。

先ずはひびの補修をして。

そして、欠けた部分の補修です。

とてもいい品物のようですね。

 

陶芸教室に行っている方。

教室の先生の作品の繕いを引き受けられて。

割れた部分をご自分で接着していますが、そのベースの仕上げをきれいにしてあげました。

 

そして、黒艶漆を塗って、銀の丸粉(3号)を蒔いてあげました。

丸粉は粉固めの処理が何回か必要なので、この品物は私が持ち帰って。

次回に仕上げをしてもらいましょう。

 

他の方の品物は、黒艶漆を塗って、すべて錫紛を蒔いて完了ですね。

2日ほどして真綿できれいにするだけですね。

 

この日の始まりの時に、3個の油滴天目の茶碗に金粉で装飾をしてあげた品物を引き取りに来られる方がおられて、皆さん、出来上がりを見て素敵だと言ってくれました。

 

この教室の悩みは、繕う品物がなくなってしまうことですね。

そろそろ丹文窯さんに、頂けるトラブル品物があるかを確認しないといけませんね。