昨日は月1回の川西「パレット」での金繕い教室「器再楽の会」でした。
参加者はちょっと少なくて、5名でした。
テーブルの上は、繕い品をはじめ必要な道具類でいっぱいです。
今回は熱心な方に、いろんな必要なものを用意してあげたので、更にです。
皆さんの繕い品の様子です。
隣接するギャラリー「シャノワール」のオーナーが一番多いですね。
世話人のお一人のこの方、大きなワイングラスを二つ持ってこられて。
とても小さな欠けがあります。
とても高価なモノらしいです。
陶芸をされている男性、陶芸仲間から修理を依頼されて。
この方も陶芸をされていて、金繕いへの想い本気ですね。
いろいろと必要なものを欲しいと。
この方、最後の鯛牙(たいき)での磨きに取り組んで。
抹茶茶碗も漆と銀蒔きの段階ですね。
黒艶漆を丁寧に塗っている私を、皆さん席を立って注目して下さって。
持ち主のご本人にもチャレンジしてもらったのですが、いまいちでしたので、「こんな風に輪郭をきれいに整えて」とか、「どんな形に塗るかも大事です」と。
この日は3点に銀粉(丸粉3号)をたっぷりと蒔きました。
それから、ご主人が大切に使っていた湯呑みが割れてしまって、何とか修理してほしいと、その湯呑みを壊した10カ月の赤ん坊を抱いて若い奥さんが、事前に連絡を下さって見学に来られて。
ひび(にゅう)の入った部分の接着剤を浸みこませるところだけは見ていただいて、幾つもの工程がありますので、その後は私が預かって繕うことにしました。
その方には、この日の皆さんのいろんな工程を見学してもらいました。
ご主人がどこかで直してほしいといろいろと調べて、私のこのブログにたどり着いたそうです。
熱心な方が来てくれてうれしい限りです。
その方の持参された器がこれです。
兵庫陶芸美術館の何かのイベントの記念品として頂いた丹波立杭焼です。
立杭焼なら、私の力もうんと入りますよって。
さあ、次回は1か月後ですが、早めに取り掛かりますね。
繕いの様子を見るのは初めてで、色んな用語が飛び交ったりと難しそうでしたが、皆さまの真剣なお姿がとても感動的でした。
8ヶ月の娘も邪魔をしないように寝てくれたので、ゆっくりと拝見できて嬉しい限りです。
主人の湯呑みの依頼を受けて頂き、誠にありがとうございます。何卒よろしくお願い致します。
娘さん、8か月でしたか。
皆さん、和んでおられましたね。
早速、湯のみの繕いに取り掛かっていますよ。
時間は1時から2時45分です(1時間延長する場合もあます)。
それから、6月から第2,4の木曜日の2回になる予定です。よろしく。