金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

今月の繕いの会 1回目

2017-07-19 00:59:16 | 繕いの会の様子
6月から始まった川西パレットでの金繕いの会「器再楽」、7月の1回目が13日(木)にありましたが、記事にするのを忘れていました。

参加者は5名。

次々と繕い品がある人とそうでない人、色々ですね。
この方は、陶芸をされているベテランさんです。

この日はこれまでの繕いの続きの品物に加えて、こんな大皿を持参されました。
1箇所欠けた部分(欠け)と、ひび(にゅう)が入っています。


この方はいろいろと。
新しいもののうち、ワイングラスの台の部分が割れてしまったものも。
接着剤で補修しても、持ち帰りができないので、お家でいい姿勢が保てるように工夫してご自分で接着するようにアドバイスして、そのために必要な材料を持って帰ってもらいました。
前回までの続きのものは、黒艶漆を塗った後、銀粉と金粉を蒔くところまで進みました。
ああ忙しい。


そして、この方は、こんなガラスのお皿を持ってこられて。
綺麗にたくさんの部品に割れてしまっています。
先ずはアラルダイトで接着して、セロテープで固定しています。
この形ではひずみやズレができてしまって良くないので、ひっくり返した形で安定させて持ち帰ってもらうことに。
お家での引き続いての作業も大事ですね。
いいタイミングで接着剤のアラルダイトのはみ出た部分などを取り除かないといけません。


1つだけの品物の方は皆さんの作業を観察して。
器を大切に使っておられて、あまり、壊されないのでしょうかね。
用事があり大急ぎで帰られた方もおられて。

この日もバダバタとしていて、写真をきちんと撮るひまがありませんでしたね。
次回は27日(木)です。

それから、今日の10時から「川西リペアカフェ」の今年初めてのイベントがあり(午後4時まで)、私と妻が「繕い講座」やリペアコーナーの応援に出向きますが、その準備で今まで大変でしたネ。
一日で繕えるケースは難しいと主催者にお話ししたのですが、イベントの趣旨にぴったりだととても期待されています。
接着剤をラピットタイプのアラルダイトを使うことで、何とか対応できる品物を増やして、日にちがかかるものについては預らせていただく予定ですが、一体どんな展開になるやら。
娘たち二人も面白そうだからと、同行してくれます。

その様子はまたアップしますね。

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