金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

松岡禎人さんの作品などの繕い その5

2020-11-08 14:02:46 | 多種類の繕い例

長く続いたこの繕いのテーマ。

ようやく、完了となります。
 
最後の仕上げは、粉固めしたあと、布でしっかりと繕い箇所を磨いて。

 

そして、鯛の牙(たいき)で磨きです。

丸粉を蒔いたところがピカッと輝き始めます。

 

松岡さんから依頼をされていた3点の品物と我が家の品物などが完成です。

 

そして、新たに依頼のあった品物、小鹿田焼の茶碗も完成です。

 

底の部分がなくなっていた酒器は、漆の色合わせで。

黒艶漆と白漆を混ぜて。

 
松岡さんの作品はすでに宅急便で届けていて、お礼のメールも届いています。

依頼の作品も加わって

2020-11-06 16:25:53 | 陶器の繕い例

松岡さんの沢山の作品の繕い中に、少し近くにお住まいの方から依頼の品物もあって。


欠けがある九州大分県の小鹿田焼(おんたやき)のお茶碗です。
「飛びカンナ」の模様が特徴ですね。
コロナの時期なので、今はうんとお安く繕いを引き受けていますが、少し前に繕いをしてあげた方のご友人とのことです。

 

ついでに、松岡さんからいただいた品物も3点追加して。

 

翌日に手入れをして。

 

そして、本漆を塗って。

 

銀の丸粉(3号)を蒔いて。

これは小鹿田焼の茶碗です。

 

これまでの松岡さんの繕いは、生漆をテレピンでうんと薄めたものを塗る粉固めの作業中です。

追加の品物も、同じ工程になりますね。


松岡禎人さんの作品などの繕い その4

2020-11-05 10:28:46 | 多種類の繕い例

繕い作業の続きです。

 
次は金属粉を蒔く作業です。
 
銀の丸粉(3号)を使って。

 

これは我が家の食器。

 

もう一つの蓋物は白漆のみで仕上げて。

それと底に大きな丸い穴が開いていた酒器も漆のみの仕上げで。

 

このあと、粉固めですね。

その5に続く。


松岡禎人さんの作品などの繕い その3

2020-11-02 14:08:55 | 多種類の繕い例
繕い作業の続きです。
 
ベースの手入れです。

 

そして、本漆。

この器には、赤呂色漆で。

 

この器は白漆だけで。

 

この器には艶黒漆で。

 

それから、松岡さんからいただいた品物にもベース作りからチャレンジで。

その4に続きます。