goo blog サービス終了のお知らせ 

KIHAKU's blog

日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ

1万円キモノ生活

2009-06-23 18:05:44 | レビュー
イラストレーターである友人、たかぎりょうこさんが新たにコミックエッセイを出版いたしました。
「1万円キモノ生活」(実業之日本社)なる本です。

以前からキモノにハマっているとは聞いていたのですが、まさかコミック本を出すほどとは・・・。

この本の中で前作に続き、ワタシが友情出演しております。

去年の夏のライブの様子が・・・

奇しくも前回ブログ記事にそのライブの写真を載せておりますので、このイラストと比較していただければと思います(笑)
(イラストは向かって右側です)

おふたりさま的生活

2009-02-28 22:26:03 | レビュー
画文家である「たかぎりょうこ」さん、実は華門楽家の施主でした。

そんなたかぎさんが、この度新たにコミックエッセイを出版。
タイトルは「おふたりさま的生活」(グラフ社)。

なかよしDINKS夫婦の馴れ初めから現在の生活までを面白おかしく描いたコミックです。
一見、おちゃらけた感じのコミックかと思いきや、実は真面目なテーマをもった本でした。

本屋さんでお見かけした際には是非手にとってみて頂ければと思います。

ちなみにP.51あたりに友伸建設のマスダ所長と共に友情出演?しています。
そちらもあわせてご覧下さい(笑)

磯崎新の「都庁」

2009-02-24 14:56:12 | レビュー
『磯崎新の「都庁」』(平松剛著)を読みました。
戦後で日本最大のコンペと唱われた都庁コンペ、磯崎新氏と丹下健三氏が師弟関係にありながらもコンペを戦う様子が細かく描かれています。
この新宿の都庁にはちょっとした思い出があります。
大学受験を終えた高校三年の頃。
アルバイト情報誌を見ていると「都庁引っ越しアルバイト」の文字が。
確か日給6000円ほどしかもらえなかったと思うのですが、竣工前の都庁に入るチャンスだったので応募した記憶があります。
ひたすらオフィス家具の搬入をする仕事で、どのフロアに行っても同じような廊下と事務スペース・・・自分が何階にいるのかもわからなくなり、朦朧としながら搬入していたことを覚えています。
陽も落ち、蛍光灯の冷たい光の中、テーブルの上に一冊の分厚い図面が。
都庁の青焼き図面でした。
おもわず仕事そっちのけで見入っていると、一人の若い社会人がよってきて、家具のことやらいろんなことを説明してくれたことを覚えています。作業服を着ていなかったので、ひょっとしたら丹下事務所のスタッフの方だったのかもしれませんね。
その後、大学生の頃に東京ステーションギャラリーで催された磯崎さんの建築展ではじめて磯崎案の模型を見ました。
繊細で温もりあるその模型がとても印象に残っています。
そのような都庁もすでに竣工から18年が経過し、現在改修工事が行われようとしています。
その改修費用は780億円。
戦後最大のコンペの改修費用も半端じゃありませんね。

B型妻とA型夫 どーしてアナタはそうなるの!?

2008-09-02 19:23:27 | レビュー
昨日、NUKUTOY houseの確認申請を無事に提出してきました。
確認申請を提出するということは、設計事務所にとってひとつのイベントなんですよね。

昨日も無事に受理された後、自分へのご褒美にと本屋へ。

お目当ての本は・・・

「B型妻とA型夫 どーしてアナタはそうなるの!?」

です。
まだ発売されたばかりのコミックエッセイ本ですね。

この著者であるたかぎりょうこ先生は友人(というのはおこがましいが)であり、バンドの仲間でもあるのです。

購入後、次への打合せと向かう電車の車内、さっそく読みはじめ・・・

・・・クククッ

いやはや、、車内で笑いを堪えるのが大変なほど面白い本でした。
ご夫婦ともにご存知なだけにおもわず苦笑するシーンもしばしば。

ちなみにたかぎ先生からは
「10冊は当然買ってくれますよねぇ?」
と本気とも冗談ともとれる発言をされていたのですが、在庫が・・・

皆さん、是非ご購入ください。



Sketches of Frank Gehry

2007-06-04 20:19:38 | レビュー
ひさびさの休みとなった日曜日、「スケッチ オブ フランク ゲーリー」を鑑賞しました。

ゲーリーはカリフォルニアを中心に、今や世界中が注目する建築家。
ビルバオ(スペイン)のグッゲンハイム美術館やLAのディズニーコンサートホールなどが近作では話題となりました。
ティファニーのジュエリーデザインなども最近では手がけています。

この映画はそのゲーリーを扱ったドキュメンタリー。
監督はゲーリーの友人でもあるシドニー・ポラック氏。

ゲーリーの空間を創造する過程には以前から興味がありましたが、映画の中でそれを垣間みる事ができます。

そして印象深かったコメントがありました。

「才能とは液化して消えていかない病気」

才能をもって生まれたことにより、宿命が生まれると思います。
それを活かすか否かは周囲の人々にも大きく左右されるのではないでしょうか。
ゲーリーも二度目の結婚を機に変わったと知人が語るシーンがありました。

クライアント、友人、家族・・・人々にその才能を認められて、勇気を持ちながら空間を創る。
そんな姿に心を動かされる作品でした。

(image:?MIRAGE ENTERPRISES,SP ARCHITECTURE PRODUCTIONS LLC 2006/WISEPOLICY)