現在発売中の「プリウスマガジンvol.2」(三栄書房)。
こちらでスマートハウスに関するインタビューに答えた記事が載っております。
スマートハウス・・・まだまだ聞き慣れない言葉だと思いますが、デジタルツールを用いて住宅内の家電や設備機器類を最適にコントロールするものだと考えられます。
気をつけなくてはならないのは、単に建て主のランニングコスト、およびエネルギー消費を軽減することだけを目的とすること・・・これでは単なるエゴハウスです。
地球規模で考え、ライフサイクル評価を考慮した上で計画することが重要ですね。
ライフサイクル評価とは製品の原料採取から廃棄に至るまでの様々な場面で発生する環境負荷を評価する手法です。
「エコハウス」や「スマートハウス」の冠のある商品、残念ながらここにはライフサイクル評価で考えると非常に危険な商品が溢れています。
一方的な情報のみを信じるのではなく、消費者側もきちんとした知識を持ち、相対的評価の中で本当の意味での「スマートハウス」が必要な時代ですね。
人類はもっと他の生物との共存を真剣に考えなくてはならないと思います。
「自分のため」だけを考えるのではなく、「人のため」「社会のため」「地球のため」・・・
その考えや行動によって、心の中に小さな温もりが生まれると思います。
小さな温もりを大切に・・・
建築家として何ができるのか、何を訴えられるのか・・・
インタビューに応じながらも自問自答することが多い内容となりました。
書店で少し気にして見ていただけると幸いです。
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