連休前になりますが、緑ヶ丘Yハウスの地鎮祭が行われました。
浴室は1箇所ですが、リビングやキッチンは2箇所設けてある半同居型の二世帯住宅です。
とは言っても、親世帯のキッチンはコンパクトなものとし、完全同居型に近い間取りとなっています。
二世帯住宅の設計で難しいのは、世帯間の距離感。
どこまでお互いのプライバシーを尊重しつつ、同居していくか?
建主さまからの希望も交えつつ、打ち合わせを進める中でご提案いたします。
東日本大震災以前は、当事務所への住宅のご依頼のうち、2、3割程度が二世帯住宅だったのですが、震災以降、その割合は増え、今ではおよそ半数が二世帯住宅のご依頼となっております。
都心に住もうとすると、まず問題となるのが土地の価格。親の土地に二世帯を建て替えればその分の費用が助かる・・・という理由ももちろんあるのですが、今、改めて家族が集って住まうことに重要視する方達が増えている気がします。
ただ、それも昔のように完全同居型ばかりではなく、家族のプライバシーを加味した現代流の二世帯住宅を考えなくてはなりません。
そのためにはみんなでよく話し合って、未来を想像すること、これが大切です。
二世帯住宅は単世帯住宅に比べて、話し合いの時間も多くなりますから、設計期間も長くなる傾向があります。
この話し合いによって、より家族愛が深まる・・・そんな機会になると嬉しいですね。
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