日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ
KIHAKU's blog



現在、実施設計が進められている麹町Nリノベーション。
都心部のマンションのリノベーション計画です。

照明計画を検討するために、CGを作ってみました。
なんて言うのは嘘でして(笑)、こちらのCG、実はクライアント自らが作られたもの。
当事務所ではこのクオリティーのCGは不可能です(笑)

まさかこんなことが出来るクライアントが現れるなんて・・・
お見事です。

空間をクライアントに説明する手段として、さまざまな方法があります。
もちろんその主流となるのがCG。
しかしここまで見事だと、今後、CGを作る気が失せてしまいますね(笑)

初心にかえって手描きのスケッチのプレゼンにしようか・・・?

うーむ、色々と考えさせられます。

でも開き直るわけではないのですが、クライアントと一緒に空間を創り上げていく感じが楽しいですね。

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少し前になりますが、上水本町Oハウスが無事に上棟しました。

2階建の木造住宅ですが、複雑な床レベルの構成となっており、5層の床レベルを持つ住宅です。
建て方も難しく、日が暮れるまで作業し、無事に上棟を迎えることができました。

クライアント自らも昼過ぎから立会い、職人さん達が休憩の時に、躯体の状態で各部屋の広さを確認。
今まで図面や模型でしか見てこなかった空間がいよいよ現実のものとなり、「イメージしていたよりも広い!」と。
実物大の迫力と、空間の特異性を改めて感じ、喜んでいただけました。
どんなに精巧な模型を作っても、リアリティーのあるCGを作っても、やはり現物には敵いません(笑)

現場はまだまだ先が長いですが、施主と共に楽しみながら、現場の方々と協力し、竣工を目指します。

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週末、緑ヶ丘Yハウスの引き渡しを終えました。
50坪ほどの敷地に40坪の延べ床面積で計画された木造二階建ての二世帯住宅です。

二世帯住宅といっても形態はさまざま。
完全に二世帯が分かれている分離型二世帯住宅やキッチン、リビングを共有する同居型二世帯住宅など。

緑ヶ丘Yハウスでは、リビングは2箇所ありますが、浴室は1箇所の半同居型二世帯住宅でした。
基本的な考え方としては子世帯のリビングにみんなで集えるよう計画され、親世帯のリビングやキッチンは比較的コンパクトなものとしました。

南西方向に道路があるため、光をふんだんに取り入れることが可能。
しかし周辺は住宅が建ち並ぶため、プライバシーを確保するために壁で囲い、開放的な中庭空間を内包しています。

お子様のお一人が建築を学ばれているということもあり、ご家族皆さんが建築事情にも明るく、積極的に家づくりに参加されてました。
設計中でも現場の時でも笑いが多かったのが印象的です(笑)

もうすぐお引越され、いよいよ生活が始まります。
建築は誕生したばかり。
これから建築が施主と共鳴しながら心地よく、美しく成長することを願いつつ、引き渡しの現場を後にしました。


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