「まだ土地が見つかっていないんですけど、家の相談したくて・・・」
このような土地探しからご相談いただくケースはとても多いです。
新たに土地を購入されて新築を考えている方のうち、6割程度は土地購入前にご相談頂きます。
一般の方ではなかなか気がつきにくい盲点、さらに法的な縛りなどを事前に確認した上で、良い建物が建つのかどうか?
これらを把握し、納得して土地購入できるのは安心ですよね。
また、土地と建物を合わせたトータルの予算面などにおいても役立てるケースがあります。
たとえば写真のNUKUTOY house。
この住まい、下の写真のように土地販売時には道路面と2mの高低差がありました。
不動産屋曰く、
「ここに駐車スペース1台分と外階段、擁壁を付けて平地にしてからの販売ですから、土地代プラス500万円です」
と。
500万円・・・結構な額です。
ここで不動産屋と交渉。
現状のままで良いから500万円下げて売ってほしいと。
そして交渉成立です。
擁壁を作らない代わりに、高基礎(基礎の立ち上がりを高くする)にし、建物全体で土圧を受けるよう設計しました。
これによりコスト削減になるほか、擁壁があった場合に受ける建物の位置や面積に対する制約も排除することができ、より自由度の高い設計が可能になります。(高基礎部を利用し、充実した床下収納も実現)
一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなりますね。
また、別な下の写真。
これは古井戸を埋めた跡です。
不動産屋によっては、きちんとお知らせしてくれないケースも多いようです。
建て主が古井戸に対してどう考えるか?によって、大きく建物プランに影響が出るのですが、購入されてから古井戸があることに気付くと、結構厄介だったりします。
これらのリスクを軽減させ、なおかつ安く土地を購入できる可能性もあるので、土地探しから建築家を起用することはオススメですね。
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