KIHAKU's blog

日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ

La Veritaのはじまり

2012-08-27 12:59:54 | 建築
先週金曜日のLa Veritaの見学会、平日にもかかわらず多くの方にお越し頂き、ありがとうございました。
貴重なご意見、ご感想などいただき、また懐かしい面々との再会等もあり楽しく有意義なヒトトキでした。

週末、無事に引き渡しも終えることができました。
残工事があるため、完了というわけではありませんが、ひとつの区切りを無事に迎えることができ一安心です。

クライアントに初めてお会いしたのが昨年4月末。
1年4ヶ月で引き渡しを迎えたのですが、新築の場合ですとほぼ平均的な家づくり期間といえると思います。

家づくりにかける時間。
短すぎると練り込みが甘く、長すぎると集中力が落ちてしまう・・・なかなか難しいのですが、工法や予算とも絡みながらも、過去に半数以上の住宅は1年から1年半の間で引き渡しを迎えています。

ただ、引き渡しで建築が完成というわけではないんです。
これが始まり。

これから少しずつクライアントと共に成長し、美しく年を積み重ねていくことが大切です。
竣工、引き渡しを行った時が一番美しい住宅が多いですが、それは真に美しい空間とは呼べません。
人や環境、自然と調和し、協調しながら互いに成長を積み重ねていく空間こそ本当に美しい空間です。

偶然にもLa Veritaは我が家から2ブロック先の場所に位置します。
これからもその成長を身近に感じながら見守っていきたいですね。

創造の神に対する畏敬

2012-08-17 14:58:18 | メディア掲載
本日放送された「渡辺篤史の建もの探訪」(テレビ朝日)にて「metis」が紹介されました。

番組の終わりに渡辺篤史さんが毎回まとめとして感想を述べるシーンがあります。
今回、その言葉が印象的でした。

「創造の神に対する畏敬を感じる空間」

その土地、人、環境・・・すべてに必然性のある空間。
その固有の解をいつも試行錯誤しながら見つけ出すのですが、そこに誕生する空間は決して人工的ではないんですよね。
明確なコンセプト、そしてそのベクトルによって全てのディテールが導かれ、繊細さとおおらかさが表裏一体となって現れます。
必然がゆえに個人の力ではどうすることもできない空気感。
これを渡辺さんは「創造の神に対する畏敬」と捉えたのかもしれません。

今回の放送をご覧になられた方がいましたら、ご意見ご感想等もいただけると幸いです。

「La Verita」見学会のお知らせ

2012-08-16 23:59:31 | 建築
久我山の閑静な住宅街に二世帯住宅「La Verita」が竣工します。

ご主人が幼少の頃より住んでいた土地での建て替えです。
お父様の身体を気遣い、1階部分は完全バリアフリーとし、2階部分に子世帯のプライベート空間とエステルームを配置。
さらに10帖近いバルコニーを配し、快適な屋外空間のある住宅となっています。

空間構成、素材選びなども既成概念にとらわれず、建て主とともに練り上げた空間。
ところどころに遊び心も盛り込まれた温もりある空間となっております。

この度、建主のご協力により見学会を催すことになりました。

日時:2012年8月24日(金曜日)12時から17時まで
場所:東京都杉並区(京王井の頭線「久我山駅」徒歩6分)

見学ご希望の方は下記の事項をご記入の上、メールにてお知らせください。

・氏名
・住所
・電話番号

追って詳細な案内をメール致します。
締切は8/22とさせていただきます。
当日、現場は一部作業中であることが予想されます。
残念ながら見学できない箇所も発生してしまう可能性がありますので、ご了承ください。

問い合わせ先:main@ktts.jp
ホームページ:http://www.ktts.jp/

夏期休暇のお知らせ(2012)

2012-08-08 12:16:31 | 建築
筒井紀博空間工房の夏期休暇をお知らせします。

8/11(土)~8/15(水)

16日より通常の業務となります。

今年の前半は2月に美容室「Cover with Earth」のリニューアルオープン、3月に「KAKUZATO」竣工、4月に「caverna」(写真)竣工と多くの美しい空間を誕生させることができました。
今月末には「La Verita」も竣工します。

慌ただしい中での夏休みとなりますが、良い刺激を受けることができる休暇にしたいと思います。

関係者みなさま、よろしくお願い致します。

caverna @ All About

2012-08-01 13:27:25 | メディア掲載
今年4月に竣工したcavernaがAll Aboutの「建築家住宅の実例」で紹介されました。

ガイドは建築MAPでも有名な川畑博哉さん。

多くの建築を見て来た川畑さんならではの感想を交えつつ、建築家として意図した空間コンセプトもわかりやすく解説されています。
一般の方にも建築業界の方にも読み応えのある記事ですね。
ちなみに川畑さんが命名した副題は「男の夢を叶えた洞窟」。
確かに男性が好みそうな空間ですが、女性にも愛される空間として設計されております(笑)

是非多くの方にご覧頂ければと思います。

All Aboutの記事はコチラからどうぞ