KIHAKU's blog

日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ

住まいの実例セレクション50 2008年版

2008-03-28 14:29:31 | メディア掲載
明日発売の「住まいの実例セレクション50 2008年版」(リクルート)に「華門楽家」が紹介されています。
昨年、「月刊ハウジング」で紹介された住宅をまとめたムック本です。

華門楽家は「大好きな場所が家族みんなにある家」というコンテンツの中で紹介されています。
(P.110-113)

さまざまなタイトルが付けられて住宅が50件紹介されているのですが、その中で目を引いたのは「年収300~450万円ファミリーの家大公開」といったもの。
雑誌などでも総工事費はよく掲載されるのですが、クライアントの年収が入っているものは珍しい。。。

なんだかとても生々しいものを見ているような・・・

他にも興味深い住宅がいくつか載っていますので、是非ご覧頂ければと思います。

NHK/BS-2 「ペット相談」放送のお知らせ

2008-03-27 12:12:42 | メディア掲載
この度NHK・BS-2「ペット相談」の「ペットなび」というコーナーで、いくつかの作品が「ペットと暮らす家」として二日にわたって紹介されることになりました。

「ペット相談」公式サイト
http://www.nhk.or.jp/pet/

放送日
4/1(火)8:15-8:30(犬特集)
「+400」と「KI espace」が紹介されます。

4/2(水)8:15-8:30(猫特集)
「華門楽家」が紹介されます。

番組開始10分後のコーナーで紹介される予定です。

是非、ご笑覧いただければと思います。


スピードスター

2008-03-19 12:22:48 | 建築
「akari庵」のクライアントは1950年代の車を2台保有しています。

そのうちの1台がポルシェ356スピードスター。

昨日の現場での施主打合せはひさびさにスピードスターで登場です。
駅まで迎えに来ていただいたのですが、現場へ向かう道中、天気のよい中、軽快なエンジン音を轟かせながらスピードスターで走っているとついついこのまま箱根へでもドライブに行きたくなってしまう・・・そんな衝動に駆られながらも現場へ。

「akari庵」の前面道路は緩やかな坂道になっています。

問題となるのはこのスピードスターの最低地上高。
車庫への勾配を急にしてしまうと車の下を擦ってしまいます。
それらをふまえて計算し、極力無理のない車庫の高さ設定をしているのですが、実際に車庫に入れてみるまではなんとも言えず。
昨日、ついにスピードスターを車庫に納めてみました。
職人さん達も手を休め、固唾をのみ見守る中、これが意外とすんなりと。

個性の強いクライアントになればなるほど検討材料も増えるのですが、その数だけ感動も増えると思います。

とにもかくにもスピードスター、無事に納まって良かった!

法改正にともなって

2008-03-18 22:03:16 | 建築
「balena」の建築確認申請、昨日、提出を終えました。

昨年の法改正以降、何かと話題な確認申請ですが、「balena」も類に漏れず大変でしたね。
我々のような意匠事務所(建築設計事務所には大きく分けて意匠、構造、設備の事務所があります)の作業量も大幅に増えているのですが、法改正によって一番作業量が増えたのは構造事務所。
木造二階建ての住宅などであればあまり関係はないのですが、「balena」のように構造計算書が必要な建物に関しては大変です。

設計事務所も大変ですが、審査する方も大変のようです。

今までの審査期間に比べて倍以上の日数を予定しなければならない状況です。

設計と審査をあわせて、1年前に比べると2、3ヶ月以上長くなるのは当たり前の状況。

今後しばらくは余裕をもった工程でプロジェクトを進めて行かなければならないと思います。
(写真はbalenaの浴室部分のスケッチ)

家族の特徴

2008-03-15 12:20:10 | 建築
町田で新たな住宅プロジェクトです。

年頭にクライアントから連絡があり、土地探しから携わったプロジェクトです。
土地の方は早い段階で理想的なものが見つかり、すぐに建物プランをすることに。

この住宅の目指すべき空間は「薪ストーブに集う家」です。

家族(5人+犬2頭)が薪ストーブを中心とした生活を送れるようプランします。

このように明確な住宅の方向性がクライアントの中で定まっていると、プランをする上でもイメージしやすいですね。

たまに「○LDKで各部屋は最低5帖くらいの広さがあって、ちょっとお洒落な家」といったような要望を最初に言われる方もいますが、これだと全体のイメージがつかみにくいんです。
最初の段階では、もっと抽象的で良いのでその家族のアイデンティティーを明確に教えていただいた方が良い住宅ができます。

そして先日、最初のプランの提示をクライアントに対して行いました。
この瞬間、クライアントと住宅の方向性が一致するか否かで今後の長い付き合いになるかがおおよそ感じとれる瞬間なので、緊張するわけですが、とても気に入っていただけた様子。

予算の面で、すこしクリアランスを取ろうということになりリプランすることになりましたが、とても良い住宅になりそうです。