KIHAKU's blog

日々の記憶
建築家 筒井紀博のブログ

建築家にとってガレージハウスとは@EDGE 5月号

2018-03-27 21:07:57 | メディア掲載
過去に何度もガレージハウスを取材していただいたEDGE(リクルート)。
このガレージハウスの連載の100回記念として車好き建築家3人とエッジハウス担当執筆者である菊谷さんを交え、座談会に参加いたしました。
この座談会の様子が本日発売の「EDGE 2018 5月号」(リクルート)に紹介されております。
座談会に参加したのは皆さん顔なじみの面々。
アットホームな雰囲気の中、本音トークでガレージハウスについて語っています。
小さくですが、愛車のGiulia sprint GTも紹介されてます(笑)

書店でぜひ。

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美容室「Cover with Earth」4/13オープン予定!

2018-03-20 20:09:10 | 建築
本厚木にある美容室「Cover with Earth」の新築工事もいよいよ大詰め。
足場も外れ、全貌があらわになりました。

「Cover with Earth」のホームページはこちら。

「Cover with Earth」はデザインパパとしても有名なカーツ氏の美容室です。
美容室の他にも家具のコーディネートや建築のプロデュースなども手掛けており、とても多才。
実は現在の店舗も数年前に当事務所で設計監理させていただきました。

そして今回は近くに土地が出た、ということで新築して新店舗を構えることに。

カーツさんの個性を活かすため、ただ単なる美容室だけに留まることなく、美容室内にはギャラリーのような家具を展示するスペースを設けました。
また、随所にマニア垂涎ものの家具や照明を配置。
否が応でも訪れた人はカーツワールドに引き込まれる仕掛けとなっております。

通常、商業建築だとその寿命は短く設定することが多いのですが、「Cover with Earth」はさにあらず。
使われている素材なども経年変化を楽しむことのできる空間とし、長い年月、地元の人たちに愛されながら成長できる建築としました。

新店舗のオープン予定は4月13日。

カットを希望の方も、髪でお悩みの方も、家具を見たい方も、インテリアコーディネートの相談したい方も、美容室で働いてみたい方も(笑)、こぞって本厚木にある「Cover with Earth」を訪れてみてください。

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立体的な良環境

2018-03-14 17:36:33 | 建築
また一つ、新たな住宅の計画が始まりました。
武蔵野の緑が色濃く残る国立の閑静な住宅に位置する敷地。
子育て世代のご家族が住まう国立Kハウスです。

奥様も働いていることから、家事のしやすさや子育て環境の充実など、日常生活の住まいのあり方のほか、ご家族の趣味の空間などこだわりも満載。
ご主人が大学で建築を学ばれていたこともあり、打ち合わせでも専門用語が飛び交います(笑)

空間構成は木造2階建のスキップフロア。
5層の床レベルをもつ住宅です。
この複雑な空間の構成によって、上下階の分断を和らげる効果をもたせ、広がりある空間となっております。

また特徴的なのは周辺環境。
ある部分から見ると、とても良い環境なのですが、別な部分から見るとプライバシーが保てない・・・平面でも断面でもなく、立体的に捉えた時に生まれる良好な環境が面白いです。その限られた良好な環境をいかに日常生活に取り込むか・・・これがとても重要なポイント。
また随時、こちらのブログで状況をご報告したいと思います。
お楽しみに。

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リノベーションの可能性@麹町N

2018-03-07 18:20:44 | 建築
築35年ほどの都心に建つマンションのリノベーション計画である麹町Nリノベーション。
先週、無事に引き渡しを終えました。

80㎡ほどの広さのあるお部屋で2LDKの間取り。
よくあるマンションの窓のない1216サイズのユニットバスが浴室。
この浴室を中心にリノベーションしたい、とのご希望でした。

浴室は開放感を持たせるため、脱衣室と一体の空間とし、リビングや寝室に対しても窓を設けてあります。
また、長い時間、浴室にいることが多いため、照度を落としても楽しむことのできる間接照明を採用し、一日の最後に至福のひと時を過ごすことができる空間となっています。




リビングは仕切られたキッチンの壁を取り払い、広がりあるLDK空間としました。
白を基調としたインテリアの中に深みのあるガラスモザイクタイルを一面に貼り、アクセントとしています。
基本的に家具はインテリアとの調和を図るために造作家具としました。



奥様がご自宅でお仕事をされており、今まではリビングでお仕事をされていました。
今回のリノベーションで仕事部屋としてのスタジオを設け、仕事とプライベートの空間を明確に分けることに。
その分、プライベートのリビングは開放感あふれる明るい空間とすることができました。
また、スタジオは籠って仕事に集中できる空間としています。

リノベーションだと出来ることは限られてきます・・・
しかし、その限られた条件の中で施主とともに空間を練り上げ、施工会社の方の協力も得ながら、当初の予想よりも、より素敵な空間が誕生したのではないかと思います。

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