2017年(平成29年)4月26日から全国のコンビニでサッポロビールが行った、エル特急ヘッドマークチャームがおまけに付くキャンペーンは、「ヱビスビール」についた全12種の他に、「ヱビス マイスター」には全6種類ついていました。
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特急「にちりん」は、1968年(昭和43年)10月1日から、博多駅・西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)間を鹿児島本線・日豊本線経由で運行していた同名の急行列車を特急に格上げする形で運行を開始しました。
1975年(昭和50年)3月10日のダイヤ改正は、「にちりん」は同日全線開業した山陽新幹線と小倉駅で接続する列車として位置づけられ、8往復に増発されて「エル特急」に指定されました。
1982年(昭和57年)11月15日のダイヤ改正で、夜行列車を除く日豊本線の優等列車が特急「にちりん」に統一され、1988年(昭和63年)3月13日のダイヤ改正では26往復に増発され、小倉駅・大分駅間の運転間隔が30分間隔に。また、博多乗り入れも列車も1時間間隔となりました。
その後、783系電車「ハイパーサルーン」を使用した「ハイパーにちりん」、787系電車を使用した「にちりんシーガイア」「ドリームにちりん」も登場しました。
しかし、運行系統の分割が行われ「きりしま」「ソニック」が登場するなどして大幅に本数が減少し、2008年(平成20年)6月には「エル特急」の呼が廃止となりました。
現在「にちりん」は小倉駅・大分駅と宮崎駅・南宮崎駅・宮崎空港駅間で運転されています。なお、大分駅・小倉駅間増発の「にちりん」を除き全てワンマン運転となっています。
愛称の由来は、太陽を表す「日輪」を平仮名にしたものです。発着地の宮崎県は「太陽と緑の国」と言われたことにも関係があるのでしょうか。
「にちりん」の愛称は、博多駅・門司港駅と西鹿児島駅間を日豊本線回りで、博多駅と熊本駅間を日豊本線と豊肥本線回りでで運行していた急行「ひかり」が、「ひかり」の愛称が東海道新幹線の超特急に使用するのに伴い列車名の変更を余儀なくされ、1964年(昭和39年)10月1日から西鹿児島駅発着の急行を「にちりん」としたのが最初です。この「にちりん」は翌年の9月30日に廃止されましたが、1965年(昭和40年)3月25日に博多駅・西鹿児島駅間を運行する急行列車として愛称が復活し、特急に引き継がれました。
ヘッドマークは、太陽を図案化したデザインです。
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