【ワインのめし】(小淵沢駅)
2024.3.6投稿
2023年(令和5年)12月4日 甲府駅で購入 価格1,500円
[製造元](株)丸政

山梨県北杜市在住の絵本作家・こいでなつこさんが描いた、車窓に富士山が見えるなか、「ワインのめし」のお料理から飛び出してきた食材キャラクターらと武田信玄が駅弁とワインを味わい、鉄道の旅を楽しんでいるかわいいイラストの掛紙がテープ留めされています。

高級感のある黒を基調にした紙製弁当箱です。
掛紙と同じ原画を使った「ご挨拶」「メニュー」とお箸が輪ゴム留めされています。



メニューもありますが、発売当初のプレスリリースにおすすめのワインも載っていましたので、それを含めて紹介します。
①チーズケーキ・レーズンパン
デザートには、ワインと相性のよいチーズとレーズンを使用したチーズケーキとレーズンパン。白ワインでも赤ワインでもお楽しみ頂けます。
レーズンパンは外側がパンで中にクリームチーズとレーズンが入ってます。
チーズケーキはしっとりしています。
②甲州フジザクラポークのかつサンド
ジューシーな富士桜ポーク使用のカツサンドには赤ワインがおすすめ。
カツはミルフィーユのようになってます。
③ ワインきの子と小エビのアヒージョ
ニンニクとオリーブオイルで煮込んだ料理。料理の味を妨げることなく頂ける辛口の白ワインがおすすめ。
ブロッコリーと赤パプリカも入っています。
「ワインきのこ」とは山梨県産ワインの搾りかすを練りこんだ菌床で栽培されたシイタケだそうで、赤ワインと白ワインを吸った2種類が販売されているそうです。
④甲州鳥もつ煮
山梨のB級グルメで有名なメニュー。ニワトリのモツを砂糖と醤油で照り煮した地元料理。甘辛い味付けのため、フルボディの赤ワインとのマリアージュがおすすめ。
ししとう・人参煮が添えられています。
⑤甲斐サーモンのマリネ
山梨の魚甲斐サーモンを使用したマリネ。白ワインでさっぱりといかがでしょうか。
甲斐サーモンは甲斐サーモンレッドという、刺身や寿司など生食でもお薦めの大型ニジマスだそうです。
マリネされた玉ねぎが敷いてあって、パプリカと生姜甘酢漬が添えられています。
⑥牛肉炭火焼き 白ワイン仕立て
自家製焼肉のたれに白ワインを使用しています。そのたれに牛肉を漬け込んで炭火でジューシーに焼き上げました。赤ワインでも白ワインでもおいしく頂ける一品。
⑦ドライフルーツと月の小石チョコレート
赤ワインと白ワインどちらでもお好みで合わせて頂けますドライフルーツと、一口サイズのチョコレートを詰め合わせました。
⑧甲州地鶏テリヤキチキン
歯ごたえがよい地鶏のテリヤキチキンには赤ワインがおすすめ。
スモークチキンのような感じです。
いんげんが添えられています。
⑨甲州ほうとうグラタン
甲州名物ほうとうを、ホワイトソースでグラタンに仕上げました。洋風のほうとうには白ワインがおすすめ。
ペンネの代わりにほうとうを入れてグラタンで、中にかぼちゃと人参が入ってます。



2021年(令和3年)3月27日から販売されている『ワインのめし』は、小淵沢駅の駅弁会社「丸政」とJR東日本八王子支社が共同で開発した駅弁で、日本のワイン発祥の地にして、国内生産の3割を占めるワイン王国・山梨県。県内に80を超えるワイナリーがあるというこの土地らしい駅弁です。
このネーミングは「ワインの御飯」という意味と、甲州弁の「ワイン飲めし(飲んでいきなさい/飲みなよ)」を掛け合わせたものだそうです。
レーズンパンと甲州フジザクラポークのかつサンドがわずかに主食っぽさを感じさせますが、「ワイン」に合うおつまみ駅弁で「めし」は入っていません。

製造元の丸政は、1918年(大正7年)に中央本線富士見駅で個人経営の構内立売業者として発足し、1929年(昭和4年)の小海線開通と共に中央本線と小海線の接続駅となった小淵沢に移転し、1944年(昭和19年)から弁当の販売を始めました。
1955年(昭和30年)に株式会社となってから駅弁の他、駅内外の売店、みやげ物店、食堂、仕出し弁当の製造・宅配などもおこなっています。
『高原野菜とカツの弁当』『元気甲斐』などが主力駅弁ですが、『駅弁味の陣』では次の駅弁が入賞しています。
『駅弁味の陣2014』初陣賞『信州牛と松茸ごはん』。 現在は終売のようです。

『駅弁味の陣2020』135周年記念賞『そば屋の天むす(135周年記念パッケージ)』。現在は通常包装で850円で販売中。
『駅弁味の陣2021』駅弁大将軍『ワインのめし』。1,500円で販売中。
『駅弁味の陣2022』150年記念特別賞『牧場の牛めし』。1,080円で販売中。
