旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

秋田内陸線の旅 再び 7~只今阿仁合駅 「内陸線資料館」

2019-12-31 12:06:45 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 「『秋田内陸線の旅 再び』。今日は『内陸線資料館』を訪ねます。」
阿仁合       11:29着
 上り普通 鷹巣行と列車交換です。


 阿仁合駅では、新しい読者の方とお話しするサプライズがありました。
 いつか機会がありましたら紹介したいと思います。
 次の秋田内陸線下り普通 角館行まで2時間余り。
 まずは、途中下車の一番の理由、駅舎を出てすぐ右手にある「内陸線資料館」の見学です。


 入口の大きなパネルからある程度想像できますが、「内陸線資料館」は秋田内陸線だけでなく、森林鉄道、鉱山鉄道などの資料館とのことです。
 出迎えてくれるウサギとフクロウの木象。これは、岩手県在住のチェーンソーアーティスト西間 健さんが、北秋田市産業祭のショーで制作したものだそうでう。


 無料・無休・無人で、10時から16時までの開館。
 明るい外から中に入ると、目が慣れるまで暗く感じます。
 奥に人影のような物が・・・。


 クマの剥製でした。


 本題の展示内容は、秋田内陸線の歴史について、秋田内陸線の前身である国鉄阿仁合線の開通から始まり、第3セクター移管、そして全線開業までを、新聞記事を中心に紹介しています。




 林業が盛んな秋田県には、かつては多くの森林鉄道の路線がありました。その活躍が写真で紹介されています。




 旧阿仁町には鎌倉時代に金山、その後に銀山が発見され、江戸時代には銅の産出が日本一となり、最多で十余りの鉱山が開発されたと言われています。この総称が「阿仁鉱山」です。そういえば、阿仁合駅の住所は「秋田県北秋田市阿仁銀山字下新町」。
 採掘した鉱石を選鉱場や精錬所に運搬するために鉱山鉄道も活躍していたようで、その様子が紹介されています。




 その他にも、秋田内陸線に関する物や阿仁の古民具が展示されていました。






 一度は乗ってきたかった、急行用車両8900形。その座席に座って一休み。


 明日を、お楽しみに。


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