旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション261 「山菜栗おこわ」(米沢駅)

2022-09-22 13:23:15 | 駅弁コレクション
【山菜栗おこわ】(米沢駅)
                            2022.9.22投稿

2018年(平成30年)10月21日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格981円
                      [製造元](株)松川弁当店

 駅弁名を象徴する栗と蕨の絵が描かれた掛紙がゴム止めされています。


 もち米とうるち米をミックスし蕨・人参・ひじきと一緒に炊いた御飯の上に、栗の甘露煮、花型人参煮を載せ、奈良漬・蕗味噌が添えられています。
 おかずは、鰊の昆布巻き・椎茸煮・竹の子煮・牛蒡煮・味付け人参です。
 



 東北地方の駅弁としては薄味の部類です。
 この駅弁は「おこわ」となっています。本来のおこわはもち米だけで炊いたものでモチモチ感がありますが、冷めると堅くなり食べづらくなります。そこでうるち米をブレンドしていると思います。そのため、本来のモチモチ感が弱くなりますが、個人的に駅弁は冷めても美味しくいただけなければならないと考えていますから、好みの駅弁と言えます
 なお、最近の駅弁には加熱式のお弁当は別として、「電子レンジで温めると更に美味しく…」という表示のある駅弁がありますが、好みではありません。

 製造・販売の松川弁当店は、1899年(明治32年)5月、奥羽本線米沢駅開業とともに、松川弁当部として駅構内立売業をめたそうですが、当初は駅弁ではなく雑貨や自家製アイスクリームなどを販売していたと言います。
 松川弁当店と言えば、牛肉を材料に数多くの駅弁を販売していますが、現在まで100年以上販売され続けているのが『鯉弁当』(1,300円)です。
 当初は三段重ねの重箱で、じゃがいもやにんじんなどの煮つけもたくさん入った豪華な物だったそうです。


 最初の牛肉弁当は1964年(昭和39年)発売の『米沢牛肉 すきやき弁当』だったそうです。
 現在も「復刻版米沢牛肉すきやき弁当」(1,300円)という駅弁には、1964年(昭和39年)当時のデザインの掛け紙を復刻させています。


 『駅弁味の陣2013(平成25年)』では、『米沢牛炭火焼特上カルビ弁当』が味覚賞受賞。


 『駅弁味の陣2014(平成26年)』では、『米澤牛焼肉重松川辨當』が駅弁大将軍受賞。


 『駅弁味の陣2021(令和3年)』では、『黒毛和牛 炭火焼 焼肉重』が南東北エリア賞受賞。




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