旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

天竜浜名湖鉄道の旅3~気賀駅から天竜二俣駅へ

2016-08-15 15:55:04 | 天竜浜名湖鉄道の旅
気賀      11:59着 11:59発


岡地      12:01着 12:02発
 岡地駅は気賀高校閉校に伴い「気賀高校前駅」から、昨年改称された駅です。


 この辺は、果樹園が続きます。


金指      12:04着 12:12発
 金指駅上屋及びプラットホーム、金指駅高架水槽が登録有形文化財に指定されています。
 説明には次のように書かれてありました。
 木造平屋建、切妻造、波形スレート葺の旅客上屋とプラットホームが一体となっている。
 妻面の上部は縦板目板張りと腰横板張り。乗降場中央に、傾斜した柱を立てて三角形を形成する構造体を三組設置している。その上部は全線開通8年後の昭和23年に建設された。一方、高架貯水槽は鉄筋コンクリート造。4本のRC造脚の上に、外径4メートル、内容量18トンのRC造の貯水槽が載る。貯水槽の頂部は円形。中央に鉄骨が残っており、基礎部には揚水ポンプがつけられていた跡が残っている。明確な資料は残っていないが駅の開業した頃にこの貯水槽も完成したと考えられている。
 金指駅は、すでに廃止となった遠州鉄道奥山線と交差したり、住友セメント浜松工場への専用線もあったりしたので、その面影がまだ残っていました。




 車内には、愛知大学・常葉大学の学生が提案する「天竜浜名湖鉄道沿線の旅」マップ配信中!の広告がありました。
 その常葉大学浜松キャンパスが見えてくると、常葉大学前駅に着きます。


常葉大学前   12:16着 12:16発
 駅と言っても、単式ホーム1面1線の駅舎のない無人駅です。
 常葉学園浜松大学時代は「浜松大学前」という名称でしたが、大学名が常葉大学となったのに合わせ改称したようですが、学生が多く利用しているようにな感じのしない駅でした。


都田      12:19着 12:19発
 駅舎には「都田駅cafe」が併設されていました。




 都田川を渡るとフルーツパーク駅に到着します。


フルーツパーク 12:21着 12:21発
平成8年の浜松市フルーツパーク開園を機に新設された駅です。フルーツパークまでは歩いて10分ほどだそうです。

宮口      12:27着 12:27発 列車交換設備のある宮口駅で、団体貸し切り列車とすれ違いました。
この駅の、本屋および上りプラットホームと待合所および下りプラットホーム」は、国の登録有形文化財となっています。


 計画では、ここで下車して花の舞酒造の酒蔵を見学し、試飲するつもりでしたが、月曜日は休業日と言うことで、天竜二俣駅へ直行します。

岩水寺     12:30着 12:30発
 駅名は、ここから10分ほどにある、高野山真言宗別格本山である龍宮山岩水寺に由来するもので、このお寺は西暦725年人々の病気平癒、健康長寿を祈念した行基が、薬師如来の尊像を刻み開基されたと言われています。
 駅は新東名高速道路に近く単式ホーム1面1線の駅舎の内無人駅ですが、待合所およびプラットホームが、国の登録有形文化財として登録されています。


 遠州鉄道の赤い電車が見えてくると、西鹿島駅に到着します。


西鹿島     12:33着 12:34発
 西鹿島駅を出ると、国の有形登録文化財に登録されている天竜川橋梁を渡ります。


二俣本町    12:36着 12:36発
 名高く、武田信玄・勝頼親子と徳川家康がこの城を巡って激しい攻防を繰り広げた二俣城の最寄り駅です。


旧国鉄二俣線を走っていたキハ20と、寝台特急あさかぜに使われていたナハネ20が見えてくると、天竜二俣駅に到着します。


天竜二俣    12:38着
 天竜二俣駅上り上屋及びプラットホーム、天竜二俣駅下り上屋及びプラットホームは登録有形文化財に指定されています。
 説明には次のように書かれてありました。
木造平屋建、切妻造、桟瓦葺、縦板張り外壁の本屋が北面し、上りプラットホーム、下りプラットホームの順に並ぶ。本屋の背面は屋根の葺き降ろしであり、かつては乗降場上屋に使用されていたと思われる。上り・下りそれぞれのプラットホームには、木造平屋建、切妻造、波形鉄板葺の上屋があり、この上屋の柱や桁は古レールを転用したものである。古レールは、1911年にアメリカのカーネギー製鋼会社で作られたものや、1929年に八幡製鉄所でつくられたものがあり、全線開通当時のさまざまな材料や技術、工夫などを見ることができる貴重な遺構である。開通当時の名は「遠江二俣」であった。




 駅本屋も、登録有形文化財に指定されています。
 木造平屋建、切妻造、桟瓦葺の本屋が北面し、外壁は縦板張り。背面には屋根を葺き降ろしており、かつては乗降場上屋に使用されていたと思われ、駅務室の出札窓口が、広い待合室に突き出し、待合室の天井は船底天井に造られ開放感に溢れています。


 駅構内には足こぎミニトロッコ、そして腕木式信号機やタブレットキャッチャーなどが展示されていました。




 今日のお昼は、駅前にある「食の駅 十文字屋」で、天浜線転車台カレーを頂きました。




 TH2000を注文しました。
 カレールーを転車台に見立て、車両の顔はデンプンで作られた食品シートに食用素材で印刷。側面の窓はソーセージ、ラインはニンジンと絹さや。線路はマヨネーズで描いています。
 カレールーは、地元ブランド牛「三ヶ日牛」のみを使ったビーフカレーということで、本格的なカレーをおいしく頂きました。


 つづく

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