旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション263 「てっぱくランチBOX」(鉄道博物館)

2022-09-24 09:24:35 | 駅弁コレクション
【てっぱくランチBOX】(鉄道博物館)
                            2022.9.24投稿

2018年(平成30年)10月27日
 鉄道博物館で購入 価格1,050円
                     [製造元](株)日本ばし大増

 「てっぱく」。鉄道博物館に展示されている1号機関車の絵と、鉄道博物館のロゴマークがプリントされた巾着に入っていますが、商品名はありません。


 ランチBOXは、和風の「折箱」に入っています。


 白飯の上におかか佃煮を載せ、蒸気機関車型海苔が貼られています。
 おかずは、左の仕切りに食堂車のカレーをイメージしたという、とんかつにカレーソースをかけもの、人参コンソメ煮、ピーマン素揚、ミニ玉葱コンソメ煮、ポテトフライ。
 右の仕切りには、湯葉あんかけ(海老煮・茄子揚煮・南瓜煮・舞茸煮)、味付玉子、下にはくわいとひじきのサラダ。




 「てっぱくランチBOX」は、2010年(平成22年)4月21日に鉄道博物館内限定販売の弁当として登場しました。蒸気機関車をイメージしたという真っ黒なきんちゃく袋に、お弁当容器も真っ黒な発泡材で、掛紙やお品書きも付いた洋風の内容でしたが、この「てっぱくランチBOX」は、鉄道博物館の開館5周年を機に、2012年(平成24年)10月6日にリニューアルしたもので、以前付いていた掛紙やおしながきがなくなり、洋風が和風になっています。
 1号機関車とは、1872年(明治5年)、日本で最初の鉄道開業に際してイギリスから輸入された蒸気機関車5形式10両中の1両で、最も早く日本に到着したため1号機関車と呼ばれています。但し、開業当日の一番列車に使用された蒸気機関車については不詳です。
 現在販売されているものは、2020年(令和2年)7月23日にリニューアルした3代目です。

 次のようにプレスリリースされています。
 鉄道博物館は2020年7月23日(木・祝)から、「てっぱくランチBOX」をリニューアルします。
 今回のリニューアルでは丸型にした茶飯、トマト風味ライス、雑穀入りご飯の3つが楽しめます。
 蓋を開くと、おにぎりに海苔の帯を回し、鉄道博物館のロゴマークを表現したほか、食堂車の人気メニューをイメージした牛ほほ肉のデミグラスソース煮、コンソメで煮た人参とブロッコリー、豆サラダ、帆立とズッキーニのバター醤油焼きなどバランスに配慮されています。
 お弁当を包む巾着もリニューアルします。ピンクとブルーの2色が用意され、食べ終わった後は、弁当入れや小物入れなど普段使いに利用できます。価格は税込1,280円です。「てっぱくランチBOX」は2010年4月に販売を開始した鉄博限定の商品で、リニューアルは今回で3回目です。

 『旅の小窓~2018年ハロウィンTDR』の帰途、鉄道博物館に立ち寄った際、鉄道博物館で購入しました。
 さてこれは『駅弁』と言えるだろうか?
 自分なりに、次の一から三のいずれかに該当すれば『駅弁』しているのですが、今回は四に該当する物として、コレクションに加えました。
 一、鉄道の駅・列車内で、専ら旅客を対象に販売される弁当。
   (駅構内のコンビニで販売されている一般的な御弁当は対象外。)
 二、掛紙を使用するか、容器や包装に特徴がある。
 三、催事用として、鉄道の駅・列車内で販売実績のないものは『疑義駅弁』に分類する。
 四、何事にもあるように、例外として「駅弁」に分類するものもある。

 製造元のNRE大増は、1973年(昭和48年)設立の「(株)日本食堂調理所」と、1988年(昭和63年)設立の「日食販売(株)」が、1990年(平成2年)に合併し、社名を「(株)日本食堂調理センター」としました。さらに、1998年(平成10年)に「(株)日本レストラン調理センター」に社名変更しました。
 2003年(平成15年)にNREが「(株)日本ばし大増」(1900年(明治33年)創業の初代の会社)の株式を取得し、「(株)日本レストラン調理センター」と「(株)日本ばし大増」を合併し、「(株)NRE大増」が誕生しました。
 なお、2018年(平成30年)には2代目となる、かつての「(株)日本ばし大増」に社名を変更しています。
 『駅弁味の陣2020(令和2年)』では、『チキン弁当』がエリア賞(南関東)受賞。


 現在も販売中で、公式ホームページで次のように紹介されています。
チキン弁当 価格900円
商品内容
 昭和39年発売のロングセラー。55周年を記念してリニューアルしました。
 鶏唐揚とトマト風味ライスの組み合わせで、お子さまから大人の方までお楽しみいただけます。
~お品書き~
 トマト風味ライス(国産米)、スクランブルエッグ、ドライトマトオイル漬け、グリーンピース、鶏唐揚、野菜のピクルス、スモークチーズ、レモン果汁パック




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