Twisted Works Official BLOG

シボレーC1500、サバーバンを所有していますトラック好きの自動車修理工の作業日記です。

オートマから大径ホイールまで

2011-12-02 00:39:41 | インポート

先日からはじめていますタホのヘッダース交換です。

当方は通常加工のしやすさ、ロードクリアランスの確保等々の理由よりショーティーを使いますがこの車両はフルレングスです。

取りあえず外しにかかりますがフランジのボルトがついてないのを発見。

振動も多いので緩むのでしょうか?

なんにしても改造車は改造後、色々と点検が必要ですね!

乗りっぱなしというわけには行きません。

続いて本体を外すのですがシリンダヘッドのフランジボルトを抜くのは多少大変なのですが、外した後抜き出すのがもっと大変です。

知恵の輪のように色々角度を変えてやっと抜き出します。

中途半端な体勢での作業に腰が悲鳴を上げます。

反対側も抜き取ればあとはフロント側より作っていきます。

 

その間にハリアーのタイヤローテーションです。

当方はタイヤチェンジャーがありませんので外注に出しますが、24インチ25扁平のタイヤを組めるところはそうそうありません。

通常フロント、リアホイールは同じサイズのものが多いのですがこの車両はツライチにするためフロント側のホイールを加工してありますのでホイールごとのローテーションは出来ません。

通常の3倍くらいの時間を2人がかりでやってもらい終了!

一応バランスも取れましたので後は実際の走行でブレが出なければいいのですが、、、、

一般道でのチェックはオッケイでしたのであとは高速道路がどうかです。

ブレ、、、、出ませんように!!

 

そのほか業者様より依頼のオートマオーバーホールも進めます。

もともと当方に入ってくるオートマは壊れたから入ってくるのですが、壊れた部位によりかかる手間が大きく違います。

今回は96年サバナですが結構ひどい、、、、、、、

オイルパンをはぐってみると金属のかけらが多量に出てきます。

中にはローラーベアリングのローラーもありますね。

こいつが曲者で、ギアの間に噛むとプラネタリーギアがロックして余計な部分も壊してしまいます。

今回はその典型的な例、、、、一番大変なパターンです

リアクションシェルのスプラインはぶち切れて、、、、、、、

プラネタリーギアは歯がガタガタになってロックしています。

コレではアウトプット側はほとんど交換しなければいけません。

各パーツのいろんなところに金属片が入り込んでいますので洗い、掃除もいつも以上の点検、洗いが必要です。

本日はここまで!

明日は組み立て始めます。

今回のケースはどちらかというとまれですが、誰にでも起こりうることだと思います。

次の休みにオートマオイルの量、、、、、、確認してみてはいかがですか?

規定量の上質なオイルが入っていれば大きく壊す可能性は減ると思いますよ。